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その果てを知らず 講談社文庫

眉村卓

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065373125
ISBN 10 : 4065373123
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

一九六〇年代初頭、若き会社員の浦上映生は、創刊されたばかりのSF雑誌や同人誌に作品を書き、“フジギ系物語”作家となる―。日本SF第一世代の眉村卓が、あのころから晩年の闘病生活までを綴った自伝的遺作。病床で見る幻想や作中作を縦横無尽に交えながら、彼が最期に至った「この世界の真実」とは。

【著者紹介】
眉村卓 : 1934年大阪府生まれ。会社勤務のかたわらSF同人誌「宇宙塵」に参加。’61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストで「下級アイデアマン」が佳作入選しデビュー。’63年に処女長編『燃える傾斜』を刊行し、コピーライターを経て’65年より専業作家に。’71年から書いていた司政官シリーズの長編第一作『消滅の光輪』で’79年に第7回泉鏡花文学賞と第10回星雲賞、’96年に『引き潮のとき』で第27回星雲賞を再び受賞。日本SF作家第一世代の一人として長く活躍したほか、ジュブナイル小説やショートショートなどでも健筆をふるった。2019年11月3日逝去。’20年に第40回日本SF大賞功績賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kokada_jnet

    死去の翌年に刊行された眉村卓の遺作。『ぬばたまに…』『夕焼けの回転木馬』等と同様の自伝的作品。前半のSF作家デビューの頃の、SF関係者との交流を描く描写は、実に懐かしく、特に筒井康隆との初対面の場面、これは感動ですよ! 固有名詞をすべて別名に変えているのが、不自然だが(解説の権田萬治氏が固有名詞の元を丁寧に説明している)。しかし、後半が完全にオカルト話になっていて…。SFらしいSFを書く作家だったのに、これにはがっかりする。過去の自伝的作品もそういう流れだったけれど、SFの巨匠の遺作がこれじゃあなあ。

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