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猫と涙と昼行燈 公事宿まんぞく庵御裁許帖 ポプラ文庫 日本文学

相沢泉見

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591182956
ISBN 10 : 4591182959
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「もてなしも、公事も、ここに泊まれば必ず『満足』!」
温かくて泣ける、ほっこり人情時代小説!

理不尽に絡まれ奉公先を出ることになった十七歳の香乃。
行き場を失くした香乃だが、ひょんなことから史郎が手代をつとめる公事宿に転がり込むことに。公事宿とは訴訟を行う人々が逗留する宿で、史郎は訴訟の技術を伝授したり代筆したりしている。
女たらしで昼行燈な史郎だが、ひとたび人の涙を見れば、切れ者へと豹変する。しかし、まんぞく庵に泊まる客は厄介な公事に加え、ワケアリなようで‥‥!?

【著者紹介】
相沢泉見 : 『ここは墨田区向島、お江戸博士の謎解き日和』にて第2回富士見ノベル大賞・佳作。『貴公子探偵はチョイ足しグルメをご所望です』にて第10回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タイ子

    初読み作家さん。日本橋にある公事宿を舞台に訴訟する側、される側の人々を描く物語。そもそも公事宿とは勘定奉行に提出する訴状などを作成、提出してくれるいわゆる弁護人のような者がいる宿。ある事からそこに勤めることになった身寄りのない女性・香乃。公事に関しては天下一品と言われる手代の史郎。この男暇さえあれば寝ている、昼行燈と呼ばれる所以だがひとたび相談事を聞くと早変わりのごとく切れる男に変身。宿に居る4匹の猫たちの存在がいい。悲喜こもごもの人の裏側を見たり、聞いたり。一つだけ、香乃のおせっかい度が過ぎやしないか?

  • ごへいもち

    イマイチ

  • onasu

    江戸は日本橋馬喰町の公事宿を舞台にした作品で、舞台もストーリーも悪くないのだけど…。  初話こそ公事宿ならではの話だが、それ以外は公事宿である必要は?、てな疑問が。3話目なんかは人情話としては上々なんだけどね…。

  • 如月小町

    初読みの作家さん。公事宿の人々の人情お江戸ミステリー。公事宿のことも知らなかったので、楽しんで読めました。ただ、人手不足と書いてあるわりに、あまり忙しさが感じられなかった。

  • 陽ちゃん

    二親を病で亡くした後、父の知り合いだった仕出屋で働いていた香乃は、札付きのワルに目をつけられ、お店に迷惑がかかるのを避けるために店を辞めることに。途方に暮れる香乃ですが、ひょんなことから公事宿『まんぞく庵』で働くことになり、当主の善一や彼の母で女将の多津、手代の史郎たちの仕事を手伝う日々を過ごすことに。公事宿だけにお客さんの難儀に関わる…というか、首を突っ込むことが多く、おせっかいすぎでは?と思いますが、最終的に丸く収まっているので、いいのかな。お宿に猫が4匹もいるのが羨ましい!!

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