medium 霊媒探偵城塚翡翠

相沢沙呼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065170946
ISBN 10 : 406517094X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
386p;20

内容詳細

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。

著:相沢 沙呼(アイザワ サコ)
【相沢沙呼(あいざわ・さこ)】
1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2011年「原始人ランナウェイ」が第64回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作、2018年『マツリカ・マトリョシカ』が第18回本格ミステリ大賞の候補作となる。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化が発表された。

【著者紹介】
相沢沙呼 : 1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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初めて読んだ相沢沙呼作品です。 このミス...

投稿日:2021/04/09 (金)

初めて読んだ相沢沙呼作品です。 このミス大賞受賞作ということで興味本位で購入した本でしたが、気付いたらあっという間に読み終えていました。 心霊絡みの殺人事件がと思いきや、実は・・・ 物語の中盤ぐらいからオチが見えてしまいましたが、主人公の描き方が非常に巧く、続編が待ち遠しい作品でした。

たーくん さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    このミスランキングから。書店で良く見かけた記憶はあったが、全くのノーマークだった作品。最終章でどんでん返しがあることは前情報からある程度覚悟。それ故に、インタール―ドに登場するシリアルキラーの正体は分かりやすいので、その先にもう一段仕込まれていると、今となっては明白なのは仕方がない。どんでん返しにも、人によって好みがあるので、「ふ〜ん…」で終わる読者も多そう。この本の良いところは、ラストの驚きのシンプルなインパクトでも、充分に勝負出来る上に、本格として、推理の構築方法に新しい見せ方を提示したところだろう。

  • starbro さん

    2019年の国内ミステリランキング1位になってから、図書館に予約したので、コロナ禍もあって漸く読めました。相沢 沙呼、初読です。最初の方はこれが本当にミステリ1位、本屋大賞6位なのと思って読んでいましたが、第三話、最終話とドンドン面白くなり、2019年の各種勲章は納得です。 http://kodansha-novels.jp/1909/aizawasako/ 相沢 沙呼は、女性作家だとばかり思っていたら、思いっ切りオジサンの男性作家でした。 https://news.kodansha.co.jp/8090

  • パトラッシュ さん

    某少年探偵は「真実はいつもひとつ」と断言するが、真実に至る過程がひとつとは限らない。これが霊媒師と推理作家がダブル探偵を務める本作の隠れたテーマだ。霊視で殺人犯を見抜く探偵を論理的にどう説明するかという難問を巧みにかいくぐってみせる第三話までは本格ミステリとしての高い完成度で読者を満足させるが、最終話でそれまでの物語を完全に否定してのける手腕は見事だ。今年の本格ミステリ大賞と推理作家協会賞のダブル受賞も夢ではない。ただ今後続編が書かれるとしても、ヒロインの真実を知ってしまった読者を騙すのは難しいだろうが。

  • 海猫 さん

    帯に「2冠!第1位」(現在は3冠)と書いてあるし、多数の推理作家陣による称賛のコメントを読むとどうしてもハードルが上がる。作家の香月史郎と霊媒の城塚翡翠が、コンビで殺人事件を解決していく連作短編集。まず翡翠が美人で言動行動が可愛らしくミステリアスな雰囲気も相まって、かなり萌える。各話軽快なので、食感がライト文芸っぽい。そう思い、読んでいくと思いきりしてやられた。実は予想以上にロジカルに組まれた作品で、ライトどころか確かに本格ミステリの味わい。ハードルを余裕で超えてくる内容に納得させられる。読んで良かった。

  • 青乃108号 さん

    折角の休みなので、まる1日かけて読了した。投げ出すような事もなかったので、面白く読めたのだとは思う。しかし読みながら疑問に思った事が。なぜ、この本の内容で第1話から最終話、という一見短編集に見える体裁をとったか?いや、ふつうに章立てで、1章〜最終章という区切りで、長編に仕立てる方が自然だと思ったのだ。最後まで読んで、なるほどそういう事か、と。ブツ切りの各話読み切りスタイル、の印象を与えておいて、最終章まで読んだ時にあれあれ全部ひっくり返って繋がってと。そこら辺の驚きを強化する為の1つの手段だったんだね。

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相沢沙呼

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け

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