invert 城塚翡翠倒叙集

相沢沙呼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065237328
ISBN 10 : 4065237327
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
434p;20

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    相沢 沙呼、3作目です。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編は、中編集でした。それなりに面白いのですが、前作ほどインパクトはありませんでした。ルックスは全く異なりますが、城塚 翡翠が刑事コロンボのような気がするのは、私だけでしょうか(笑) https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000352774

  • 青乃108号 さん

    えーと。これを続編として良いのだろうか。主演のキャラクターが一緒なだけで、前作とはあまり繋がりのない、似て非なる作品。先に小説誌で発表された3話目に1、2話を書き下ろして加えて単行本化。無理やり仕立て上げられた続編という感じがしなくもない。いや、する。翡翠のキャラクターは嫌いではない。いや、むしろ好き。いや、はっきり言って好みです。天然で可愛いところ。それだけで許せてしまう。ファンブックとしては良い本です。

  • パトラッシュ さん

    あざとい、さすが城塚翡翠アザトカワイイ。正義や倫理など皆無で、ただ殺人は気に入らないから犯人を捕まえるのだと公言する自称霊媒探偵など前代未聞だ。殺されて当然のクズが被害者の「雲上の晴れ間」と「泡沫の審判」は解決されてもカタルシスはないし、「信用ならない目撃者」では殺人犯を排除しようとする敵対勢力の依頼で罠を仕掛け事件の真相を暴くのだ。その美貌と才知で何でも許される設定だが、これほど無思想では秘密警察や悪の組織の手先にも平気でなる未来が見えてしまう。翡翠には頭脳戦よりも後先考えぬ暴力的襲撃が有効と思えるが。

  • 海猫 さん

    「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の続編。前作は面白かったが、ああいう仕掛けをやると続けるのが難しいのでは?そう思っていたけれど今回は倒叙集ときましたか。3編収録で各編どれも倒叙ミステリのツボを押さえまくって、かなりレベルが高く楽しめる。ただし、前作が良かっただけに期待値のハードルが上がりまくるというもの。そこを意識していたら帯の惹句どおり、「すべてが、反転」。構えていても、これは読んでいて慌てました。正直、衝撃度では前作の方が上なものの、ここまでやってくれたらもう納得。城塚翡翠シリーズ、続きそうな予感。

  • bunmei さん

    mediumに続く相沢ミステリー。一見、世間知らずで犯人を油断させながらもキレキレの推理で真相を暴いていく美人霊媒師・城塚翡翠。invertの表題通り、犯行現場からストーリーが始まる為、犯人は最初から分かっている。綿密な計画を巡らせ完全犯罪に及んだ犯人だが、その前に翡翠が現れ、僅かなほころびを見つけ、鋭い推理によって、犯人を追い詰めていく展開は、刑事コロンボ風とも言える。それぞれの犯人が自らを正当化して犯行に及ぶが、決して正当化できない犯罪であることを突き付け、invertの意味合いを上書きしてくる。

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人物・団体紹介

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相沢沙呼

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け

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