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現代欧州統合の構造 「新しいロ-マ帝国」と国民国家

白鳥浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784755611926
ISBN 10 : 475561192X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2008
Japan

Content Description

欧州統合は、2004年以降の第5次拡大による加盟国の増加によって、新たな段階を迎えた。本書は、その「国際帝国」として変貌しつつあるEUと、欧州統合に加盟しなかった小国ノルウェーを事例として、国際政治の新たな一断面を切り取ろうとした。国民国家の国際化について考える際の基本的文献といえよう。

目次 : EUとロッカン・ルネッサンス/ 第1部 理論的フレームワーク(「新しいローマ帝国」としての欧州―「レジーム」、「帝国」、「国民国家」の概念/ 現代国民国家の変動―シュタイン・ロッカンの理論/ 統合新欧州のマクロ的理解―「新たなローマ帝国」の分析)/ 第2部 事例(北欧諸国と政治システム/ 国際イッシューとレファレンダム/ 「新しいローマ帝国」に加盟しない「小国」ノルウェー/ 北欧諸国におけるクリーヴィッジ構造/ 「国際帝国」EUは「欧州合衆国」となるのか)

【著者紹介】
白鳥浩 : 現職、法政大学教授(政治学)。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程に学び、日本学術振興会特別研究員(政治学)、長崎県立大学専任講師、静岡大学助教授、静岡大学大学院人文社会科学研究科助教授兼任、法政大学社会学部社会政策科学科・同大学院政策科学研究科助教授を経て、法政大学教授。日本政治総合研究所運営委員、博士(政治学)。元ノルウェー王国オスロ大学政治学研究所客員研究員。元ドイツ連邦共和国マンハイム大学欧州社会研究センター公費招聘客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ジュリアンヌ

    現代のEUの統合の過程と共同体が抱える諸問題をロッカンの欧州概念地図を元に考察している。ロッカンは「福祉国家」段階を国家の到達点と捉えており、本書では福祉レジームを軸に様々な比較・分析がされている。前半は理論的な枠組みを解説しているのでやや退屈だが、後半は具体的な事例を元に解説されているので読んでいてなかなか面白い。本書を読んで、東アジアにEUのような枠組みの共同体が出来ることは難しいし、実現するとしても何十年も先になるのではないかと思った。

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