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姫騎士様のヒモ 電撃文庫

白金透

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049142150
ISBN 10 : 4049142155
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「マシュー、お前は私の大切な命綱だ」灰と混沌の迷宮都市。あまたの財宝を狙う害虫が集う、そんな街に咲く深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志すダンジョン攻略の急先鋒―そして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するヒモ野郎、そう人は罵る。しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。それは、姫騎士様さえも。「お前は彼女の害になる―だから殺す」悪徳の迷宮都市を舞台にして、一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール!

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オセロ

    どうしようもない町で、自らの信念に基づき行動するマシューが様々な問題を解決していく様子は爽快感がありましたが、マシューの話し方や行動基準が合うかどうかで読み手を選びそうだなと。個人的には洋画をラノベにしたらこんな感じになるのかな、という雰囲気が好きでした。力を制限されたマシューが様々な問題を解決する一方で、己の目的を達成することが出来るのか、続きが楽しみです。

  • 如水

    21年度の電撃小説大賞作品。感想は…確かにノワール(暗黒=闇社会)小説。ちょっと前にCMでバンバン流れてたので気になってはいたんですが…出て来る登場人物ほぼ全員?が何か闇を抱えている。主人公は祖国復興の為、迷宮攻略に勤しむ元姫であり一流冒険者の『ヒモ野郎』事マシュー。マジでヒモ🤣元姫様に小遣いをせびり呑み歩く…見たいな話がだらだら続くなら読みません💢実はマシューは…と言う所がミソでギャップ萌えには程遠く、爽快感も無くただ闇の深淵が覆い被さって来る様な話。人の業って深いですなぁ…何か魅せられる御話です。

  • ホシナーたかはし

    とっても電撃文庫らしくない(誉め言葉)、どちらかといえば講談社ノベルスか朝日ソノラマか角川文庫レーベルで出版しそうな作品。剣と魔法の世界なのに、舞台の中心はダンジョンを抱えている街、冒険者はホントの意味でアウトロー、人身から薬物まで売買、極めつけは主人公が屑で下種。これでよく編集部はOK出したと感心します。とはいえ、二巻で日和ったりダラダラしだしたら速攻でつまらなくなりそう。

  • よっち

    灰と混沌の迷宮都市を舞台に、クズな元冒険者・マシューと、その飼い主で亡国の再興を目指す姫騎士アルウィンの生き様を描くファンタジー。仕事もせず喧嘩も弱い腰抜けで、小遣いを酒と博打で浪費するマシュー、掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花で彼を大切な命綱と考えるアルウィン。彼らが巻き込まれるトラブルの中で徐々に明らかになってゆくそれぞれの事情、そして見えてくる二人の関係とかけがえのない絆。迷い、葛藤しながらも大切なもののために生きる二人の矜持がなかなか印象的な物語でしたけど、この先にいつか希望を見出してほしいですね。

  • のれん

    真っ直ぐで気持ち良い展開なんかさせないぜ、というこだわりを感じる。 姫騎士は汚れることを厭わないが、同時にどうしても清らかで純粋。そんな彼女のために男は友情も愛情も裏切って、嘘をついて、自分一人で罪を被る。 彼の奴隷のような奉仕を神様は楽しんでいるのだろう。救われないダメ男と真実をまだ知らないお姫様。互いに臆病で、でもひけらかさない矜恃を持ってる。 心底馬鹿にした言い回しを含めて、皮肉交じりの騎士道物語。描写よりも説明が過剰に集中するところが少々引っかかるが、これからの展開に期待したい。

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