「ウルトラマンタロウ」の青春

白石雅彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575318227
ISBN 10 : 4575318221
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
追加情報
:
264p;19

内容詳細

1973年、円谷プロは創立10周年を迎えた。代表円谷一の急逝という悲劇を乗り越え、熊谷健、田口成光をはじめとするスタッフは新たなヒーローの創造に邁進した。4月6日にスタートした『ウルトラマンタロウ』は、小学館の学年誌と連携したファミリー路線をさらに推し進め、低年齢層を対象とする娯楽路線を徹底した。そしてフレッシュな青春スター篠田三郎を主役に迎えることで、シリーズの集大成とも言える番組に成長していく。底抜けに明るい名作はいかにして生まれたのか。ファン待望のドキュメンタリー第7弾!

目次 : プロローグ 一九七三年二月九日金曜日朝(円谷プロ創立十周年/ 怪獣大奮戦ダイゴロウ対ゴリアス/ 炎の男/ 制作準備進む/ 放送枠決定!/ 温められていた企画/ 「ジャンボーグA」の発進/ 一九七三年二月九日金曜日朝)/ 第1部 ウルトラ六番目の兄弟(特撮空想科学シリーズ・ウルトラジャック/ タロウが飛び立つ!/ 『ウルトラマンタロウ』のキャスティング/ ウルトラの母は太陽のように/ タイトルバックの特撮/ ウルトラの母登場!/ さおりも想い/ 石堂淑朗は蟹がお好き/ 怪談呪いの蔦/ / / / )/ 第2部 確立されるファミリー路線(タロウの首はすっ飛んだのか?/ タロウよ!ゾフィーよ!ウルトラの母よ!/ 本編監督の特殊技術/ これがウルトラの国だ!)/ 第3部 かくてタロウは戦う!(石堂淑朗と阿井文瓶/ 怪獣宇宙人登場シリーズ/ ウルトラ兄弟のバーベキュー/ 昇る朝日に跪く/ 炸裂する石堂節)/ 第4部 ウルトラマンタロウの青春(タロウ名物・怪獣の塩漬け/ 日本の童謡シリーズ/ ラストスパート/ ウルトラマンタロウの青春/ エピローグ・それぞれの『ウルトラマンタロウ』)

【著者紹介】
白石雅彦 : 1961年秋田県生まれ。映画研究家、脚本家、映画監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kei-zu さん

    「僕にもタロウのシナリオは書ける!」。サブタイトルをもじって、過去にはそんなことまで言われたこともある(朝日ソノラマの「ファン・コレ」)。 だが後日、仲間内の上映会で「怪獣の虫歯が痛い!」を見て、あまりの展開に「こりゃ書けないわ」と嘆息(良くも悪くも)。奇想天外なファンタジーこそがタロウの本質であることを、本書を読んで改めて確認した次第。 篠田三郎が声の出演もしていないのが気になっていたのですが、なるほど東光太郎の物語は最終回で完結したからなのですね。

  • qoop さん

    制作過程を検証し、製作陣の歓喜、苦悩、挫折といった強い想いを拾い集めたシリーズも七冊目。低年齢層をメインターゲットに据えてファミリードラマを徹底したタロウからは、前作までのような情動こそ伝わらない(というか、ない)が、そのぶん作品自体の特異性と、本作がシリーズの必然的な結実点だということに気付かされる。

  • おやぶたんぐ さん

    「「ウルトラQ」の誕生」(ttps://bookmeter.com/reviews/71319186)、「「ウルトラマン」の飛翔」(ttps://bookmeter.com/reviews/71435089)、「「ウルトラセブン」の帰還」(ttps://bookmeter.com/reviews/71487544)に連なるシリーズの一冊。同時期、同時代の特撮物として、ジャンボーグAやファイヤーマン、アイアンキングの名も出てくる。特撮にどっぷりハマっていたのも、そこから遠ざかり始めたのも、この頃だったな…

  • スコットレック さん

    ウルトラシリーズドキュメンタリー第7弾。待ち望んでいた。本書がこれまでのシリーズと違うのは主役の東光太郎を演じた篠田三郎さんのインタビューもふんだんに盛り込まれていること。これまでと違うといえば、スタッフの方の苦労話が今までのシリーズと比べて明らかに少ない。最初から決まっていた方向性が明確で、最後までブレる事がなかったのが大きいのだと思う。著者の方が最後に、スタッフの方も繰り返し述べているが、篠田三郎さんという俳優の魅力が番組にとって大きかったという意見に完全に同意。

  • 黒蜜 さん

    面白かったです。東光太郎の青春物語と喝破したことが勝利。確かに『ウルトラマンタロウ』は子どもっぽくて今ではさほど好きではないんだけど、最初に好きになったウルトラマンシリーズだし、それを改めての篠田三郎のキャラクター性に注目して収れんさせたのが、素晴らしい。最終話で人間として生きるラストは全シリーズ見ても最高のラストではないか。篠田三郎も今回のインタビューではタロウに対して好意的で、彼の中で東光太郎の物語が完結してると考えると、客演をしないのもむべなるかなと思うが、ファンは待っていると言いたい。

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白石雅彦

1961年秋田県生まれ。映画研究家、脚本家、映画監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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