タイかあさんの味とレシピ 台所にお邪魔して、定番のトムヤムクンから地方料理までつくってもらいました!

白石路以

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416519332
ISBN 10 : 4416519338
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;22

内容詳細

微笑みの国の住人たちを育てた、タイ全土かあさんの味巡り

東京都内だけでも数百軒ものタイ料理店がひしめき、毎年代々木公園で開催されるタイフェスティバルには、2日間で約30万人が来場。
「タイ料理を食べるためだけにタイに行く」という人も多いほど、日本人を魅了しているタイ料理。

ガパオ炒めやトムヤムクン、グリーンカレーなどに代表されるように、日本では濃厚かつガツンと刺激的でスパイシーな印象ばかりが強調されがちなタイ料理ですが、現地の家庭で食べられているタイ料理には、まだ日本では知られていないメニューも実はたくさんあるんです。
また、おなじみのトムヤムクンひとつ取っても、かあさんの出身地や家族の背景によって味も見ためも材料もまったく違うことだって珍しくなかったり。

そんなタイ家庭料理の“いろいろ”をご紹介したくて、北から南までタイ全土を周り、各地の料理上手なかあさんたちにいつものおうちごはんを作ってもらいました!

テーマは「ファミリーの背景」から生まれた「家族を結ぶかあさんの味」

華僑の夫と結婚したタイかあさんが作る、中華系タイ料理の味。
バンコクで生まれ育った後、海外で長く暮らしたかあさんを支えた母直伝の味。
3軒先までの庭先を訪ねれば新鮮な食材が手に入るタイ北部、自然豊かなチェンマイの味。
恵まれた土地ならではの豊富な魚介とマレーシアの影響を受けた独特の食文化が交差する、南タイかあさんの個性豊かな味。

かあさんたちが毎日家族に作っている豪快かつちょっと大雑把な家庭料理をそのまま教えてもらったので、通常のレシピ本とは少し使い勝手が異なります。
「これで合ってるの?」と不安に感じる瞬間もあるかもしれませんが、自分だけの“おいしい”を発見できればそれで成功なのが、家庭料理のいいところ。

計量はしない、入れる材料も日によって少しずつ変わるけど「いつもとちょっと違っても、家族のために作ればそれがウチの味でしょ」と、笑顔で語るタイかあさんを見習って自分流にアレンジしながら楽しんでいただけたらと思います。

そして、それぞれのかあさんとその家族の物語を通して、タイの文化も感じていただけたら。
タイのかあさんたちが家族に注ぐどこまでも深い愛情に触れることでタイという国の一面を知り、タイにより近づくきっかけになれば嬉しい。
そんな思いも込めて、この一冊を作りました。

■目次
はじめに 
料理の前に
 
ふたつの国が出会って生まれたタイ中華の味 ムイかあさん 
エビ入り濃厚王道系トムヤム トムヤムクン 
手早く炒めてパリパリ仕上げ パックブンファイデーン 
パラリと旨いエビチャーハン! カオパットクン 
まるで角煮!な煮込み卵 カイパロー 
ごはんが進む野菜のくたくた煮 トムジャップチャーイ 
ちょっと甘めのもっちり太麺炒め センヤイパッシウタレー 
朝の定番! とろとろお粥 ジョークムー 
香りを楽しむレモングラスティー ナームタックライ
バンコク生まれ、元気かあさんのヘルシーな味 トゥックかあさん 
辛さと香りの先に本物の味がある パットガパオムーサップ 
二日酔いにもいいハーブスープ トムヤムガイ 
タイカレー、まずはここから ゲーンキアオワーンガイ 
簡単、おいしいタイ的カフェめし カオパット ゲーンキアオワーン
目玉焼きの旨辛サラダ ヤムカイダーオ 
期待値超えのきのこサラダ ヤムへット 
カリカリ仕上げの目玉焼き カイダーオ 
酸っぱ辛い魔法のタレ ナムヤム 
青から紫に変わるお茶 ナームアンチャン 
地元の新鮮な食材がカギ! タイの古都、チェンマイの味 キアオかあさん 
ピリッと辛いミートソース ナムプリックオン 
黄色いお花の優しいスープ ジョーパカード 
北部のラープは炒める! ラープクア 
豚の旨みと甘みの塊カレー ゲーンハンレー 
子どもウケする簡単豚肉炒め ムーパットガピ 
どこまでもシンプルな味 ゲーンジュータオフー 
スイカの甘み丸ごと堪能 テンモーパン 
繊維も栄養も詰まってる! サッパロットパン 
冷たいフルーツのシロップ漬け ラムヤイ ロイゲーオ 
家族みんなを幸せにする南タイかあさんの味 モンかあさん 
エビの旨みだけで食べるシンプルの極み トムヤムクン 
特別な日のための華やかな一日 カオヤム 
野菜の甘みはここまで深まる! ゲーンリアン 
ターメリックの黄色が聞いてる プラートートカミン 
みんな大好き万能ディップ ナムプリックガピ 
さらさらいける朝のごちそう カオトムクン 
海の食材なら全部お任せ! ナムチムシーフード 
辛くて沁みる南のソウルフード ゲーンソム
 
ちょっと一息、豆知識 「タイ、台所あるある!」
 
ファミリーを支えるのは母に習った故郷の味 ブンかあさん 
ハーブとひき肉の美味なるハーモニー ラープムー 
丸撮りを使えば迫力満点ふるさとのもてなし料理 
調味料としても使える万能ダレ ジェオ 
イサーンでは米も立派な調味料! カオクアポン 
パリパリ食感にハマる! 懐深いイサーンのサラダ ソムタムタイ 
素材の旨み、とことん凝縮スープ トムセープ 
一度食べたら虜! 絶品柔らかもち米 カオニャオ 
シンプルながらコツも多い卵焼き カイチアオ ムーサップ 
疲れに効くタイのレモネード ナムプンマナオ 
地元野菜をたっぷり使うチェンマイ家族の優しい味 ナーイかあさん 
大切な日のためのスパイシー蒸し鶏 ガイムアンヌン 
焼きナスの北部風サラダ タムマクア 
トマトが決め手のタイ風野菜炒め パットパックルアンミット 
すっきりまろやかココナッツミルクスープ トムカーガイ 
旨み凝縮の絶品春雨サラダ ヤムウンセン 

ほか

【著者紹介】
白石路以 : 日本でライターとして活動した後、バンコクに移住し現地でタイ各地の料理を学ぶ。帰国後は取材のため1年の半分をバンコクで過ごしつつ、日本で唯一のタイ料理専門ライターとして活動中。『タイ行ったらこれ食べよう!』(誠文堂新光社刊)などタイ関連の書籍等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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以前短い期間でしたがバンコクに住んでいた...

投稿日:2021/04/10 (土)

以前短い期間でしたがバンコクに住んでいたことがあます。 あの頃にタイ人の友人の家やローカルの食堂で食べて気に入ったけれど日本のタイ料理店ではなかなか見かけないメニューがいくつも掲載されており、懐かしくて読んでるだけでも気分があがります。

toko さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら さん

    なんて素敵なシリーズなんでしょう!タイのご家族たちのおおらかさ、笑顔…温かい気分になりました。本当にお家にお邪魔しているような気持ちで楽しみました。自分は辛いものが大好きですが、仲良しの韓国の子で辛いものが全くダメな子がいます。いつもお父さんがキムチを水ですすいでからお口に入れてくれた、という話がほほえましくて…。どこの国にもどのおうちにも、そういうお話があるんだろうな。簡単に作れそうなレシピがたくさんあるのもうれしかったです。

  • kuchen さん

    タイ各地の家庭のレシピ集。レシピを教えてくれた人の紹介付きで、ほのぼのとした内容。日常生活の様子も分かる。料理は酸味、辛さ、甘さ、塩気のバランスが決め手とのこと。自分で作るのは難しそうだが、料理や珍しい食材を見ているだけで楽しい。

  • てくてく さん

    確かに外食や中食が多いタイでは「おふくろの味」というのはない人もいるし(日本でもおふくろの味は割と最近作られたもので、別にすべて手作りというわけではないが)、名物料理も家で作るときは店とは異なったものになっているということを再認識した。地域や家族構成がバリエーションに富んでおり、取材に際しての目配りも面白かった。肝心のレシピは日本で作る際の代替案も提示されてはいるが、難しいという印象を受けた。

  • 渡"邉恵'里' さん

    タイにほれ込んだ筆者が、一般家庭の台所に上がりこんで取材し紹介するタイの家庭料理集。おそらく80~90年代の外国ブームで玉石混交の情報を鵜呑みにした日本人は、現地の人と直接やり取りして多大なショックを受けたに違いない。本書の前書きにそれを連想させる記述があった。一時情報に触れ、直接現場で体験することの大切さが改めて身にしみる。 日本で紹介されている画一的なタイ料理ではなく、地方色豊か、お母さんの個性が光る素敵で素朴なお料理の数々。普段の食事がこんなに鮮やかで美しく慈悲深いとは。家族の幸せを願う気持ちを表現

  • noko さん

    この出版社さんの本の写真が好み。もしかしたら、加工なのかもしれないけれど、美味しそうに撮ってある。『〇〇行ったらこれ食べよう』シリーズも好き。この本は、タイの各地に住む、お母さん達にいつも食べている家庭料理を作ってもらい、レシピを紹介している本です。日本人夫を持つタイの人とかも出てきて、親近感。華僑の方とかも、微妙に文化が違うので面白い。トムヤムクン一つとっても、三者三様でした。私の好きな目玉焼きの和物、ヤムカイダーオが載ってて嬉しかった。日本ではあまり知られてない料理だけど、簡単で美味しいです。

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白石路以

日本でライターとして活動した後、バンコクに移住し現地でタイ各地の料理を学ぶ。帰国後は取材のため1年の半分をバンコクで過ごしつつ、日本で唯一のタイ料理専門ライターとして活動中。『タイ行ったらこれ食べよう!』(誠文堂新光社刊)などタイ関連の書籍等を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されて

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