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脱「学校」論: 誰も取り残されない教育をつくる

白井智子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784911149027
ISBN 10 : 4911149027
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

もはや子どもを幸せにしない「学校」というシステムが生み出した、現代の「親ガチャ」の世界。そんな日本の学校教育が抱える生々しい問題点、そしてその足りない部分を補完する新たな教育システムの具体的な構想を、国内の「フリースクール」黎明期より約30年、「誰も取り残されない教育」づくりに奔走してきた著者が分析・提案する。あらゆる教育関係者、そして親や子ども、社会の構成員に贈る、絶望と希望の書。

【著者紹介】
白井智子 : 1972年千葉県生まれ。4〜8歳を豪・シドニーで過ごす。東京大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾。1999年沖縄のフリースクール設立に参加、校長をつとめる。2003年、NPO法人トイボックスを立ち上げ、大阪府池田市と連携して不登校の子供のための全国初の公設民営フリースクール「スマイルファクトリー」を設立。東日本大震災後には福島県南相馬市に「みなみそうまラーニングセンター」「はらまちにこにこ保育園」「錦町児童クラブ」等を立ち上げ。2020年から2期4年、NPO等ソーシャルセクターが加盟する新公益連盟の代表をつとめた。現在はこども政策シンクタンク代表として現場からの政策提言と新しい教育の選択肢をひろげる活動を並行して行っている。中央教育審議会等の有識者会議委員やTBSひるおびのコメンテーターなどもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ta_chanko

    今の学校システムの中では、誰ひとり取り残さずに子ども一人ひとりの存在を認め、能力を伸ばしてあげることはできない。一人ひとりの子どもよりも全体の秩序を守ることが優先され、あたかも全体主義国家のようになっている学校も少なくない。子どもの人権を守り、テクノロジーも駆使して個別最適な学びを広げていくことが重要課題。子ども(人々)が自ら学び、成長していくための環境を整えることが教師や大人の役割。安宅和人『「風の谷」という希望』も読んでみたい。

  • Takumi

    黎明期からフリースクールを通して不登校の子どもたちと伴走した著者からの声。日頃、思っていることと重なる箇所が多く、読みながらいろいろと考えが湧いてきます。今後はどうやって個別対応の仕組みを学校の中へより移行していくかが楔となるポイントでしょうか。 個人的に思うところは先生たちだけでなく保護者も含めた「大人」からの影響をどのような距離感で接点していくかも大事ではないでしょうか。

  • motoryou

    「既存の『学校』は機能不全に陥っている」という言葉は、なかなかに耳を塞ぎたくなる言葉ではある。とはいえ、「不登校」児童生徒が30万人を超え年々増加している今に至っては、そこに立ち返る勇気が求めらる。「教育機会確保法」の成立で「学校は休んでもいい」「不登校は問題行動ではない」ことが示された訳だが、本当に大切なのは「多様な学びの場で成長していい」ということ。学びの選択肢。同時に「学校というシステム」を、そもそも一番大切なことは?というレイヤーに価値観のOSを戻していくこと。学校の可能性は捨てたくないから。

  • KJ

    「心のベクトル」を育てる必要性と、それができていない現行制度、ライトに始めてライトに変える「手数を増やす」ことの大事さ/デンマークの「フォルケホイスコーレ」という制度がとても面白い(私立だが国が7割負担、高卒や社会人が3-12ヶ月全寮制で学び直し)/本を通じて「選択肢を作り、伝え、選べる環境を作ることの大事さ」も浮き彫りに。100%の肯定、自治の姿勢を育むこと。46万人の不登校児という数は衝撃的で、これを知らなかったことも問題。

  • yoshichiha

    現在の日本の公教育の問題と、これからどうすべきかについて「今の世界では、こういう方向を目指す必要があるよね」ということをやさしく伝えてくれる本。法律で言えば理念法のようなもので、幅広く教育を考えていく仲間を増やすきっかけづくりとなるイメージ。

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