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漁師さんの森づくり 森は海の恋人

畠山重篤

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062104111
ISBN 10 : 4062104113
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

三陸リアスの海辺からはじまり、全国にその輪がひろがっている漁師たちの森づくり「森は海の恋人」運動のお話。森と海のつながりを伝える1冊。〈受賞情報〉小学館児童出版文化賞(第50回),産経児童出版文化賞JR賞(第48回)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    「牡蠣は森の雫です」畠山重篤氏。昭和39年東京五輪の頃から海苔に異変が起こり血ガキとなる。翌年ウナギが消える。ウナギはその地域の環境の良し悪しを計る指標生物。気付けば護岸はコンクリートで固められ、石油タンクなどが並ぶ。田んぼを歩くと子どもの頃より静か。山には適地でもない場所にも杉林。手入れをしないと悲劇的。海の民が山の民に会いに行き、平成元年広葉樹植林を開始。山と海の間に住む子どもへの体験学習を通じて人の心にも木を植える。豊かな漁場には必ず豊かな森がある。〜森は海を海は森を恋いながら悠久よりの愛紡ぎゆく〜

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    教育出版国語 5年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 著者は三浦海岸でカキやホタテの要職をしている漁師さん。美しかった海が赤潮やチリ地震による津波で災害を受けた事から、広葉樹の森が皮や海を育てていることを確信し、山に木を植える運動として拡がります。『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。【第50回 小学館児童出版文化賞】

  • ガミ

    漁師さんが山で植林をする理由は…?その経緯を一人の漁師である畠山さんの幼い時から、現在までの経験よりまとめられている小中学生を対象とした環境学習の本です。彼が、牡蠣が血の色に染まる事件を機に、海外まで行って森の大切さを学び、地道に取り組む姿勢に心打たれ、環境について学びやすく書かれています。読み終えると、海をきれいなままであり続けるにはどうすればいいかを考えられますし、何より牡蠣を今後おいしく食べられますね(笑)。小学生の環境学体験の取り組みや生の声も興味深く、改めて「体験学習」の大切さを実感できます。

  • 渡辺(読書/散歩)

    気仙沼で牡蠣養殖を営んでいる筆者が、豊かな森を作るために植林活動を始める話。筆者は養殖に適した汽水域が、上流の森から流れてくる栄養に支えられていることを経験則で知っていた。様々な調査でそれは確信へと変わり、仲間の漁師、林業従事者、地域住民の協力を得ながら、大きな活動になっていく。内容は生物、化学、地理、歴史などが絡むが、平易な文章、味のある手書きのイラストが多いので、楽しく読めた。勉強とは元来楽しいもの。あと自然を大切に。https://book-attic.com/morihauminokoibito

  • ざび

    読売新聞の連載で興味を持ち読んでみました。概ね連載の内容の基本なので重複する部分が多いのですが、改めて理解が深まりました。山には広葉樹が植えられ、葉が落ちて腐葉土となり、鉄を分解し水に溶け込み、海に流れ、プランクトンの餌となり、イワシが食べ、カツオがイワシを食べるという見事な食物連鎖を解明し、漁師が山を再生することにつながります。それはもう見事なものです。豊穣の海は山にあるということをフランスもスペインも理解していました。なかなかに良い本です。ただし、子供向けの本です。

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