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黙殺 報じられない「無頼系独立候補」たちの戦い

畠山理仁

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087816518
ISBN 10 : 4087816516
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2017年 第15回 開高健ノンフィクション賞受賞作
落選また落選! 供託金没収! それでもくじけずに再挑戦!
選挙の魔力に取り憑かれた泡沫候補(=無頼系独立候補)たちの「独自の戦い」を追い続けた20年間の記録。

【目次】
第一章/今、日本で最も有名な「無頼系独立候補」、スマイル党総裁・マック赤坂への10年に及ぶ密着取材報告。
第二章/公職選挙法の問題、大手メディアの姿勢など、平等"な選挙が行なわれない理由と、それに対して著者が実践したアイデアとは。
第三章/2016年東京都知事選挙における「主要3候補以外の18候補」の戦いをレポート。

【選考委員、大絶賛!】
キワモノ扱いされる「無頼系独立候補」たちの、何と個性的で、ひたむきで、そして人間的なことか。――姜尚中(政治学者)
民主主義とメディアについて、今までとは別の観点で考えさせられる。何より、作品として実に面白い。――田中優子(法政大学総長)
ただただ、人であることの愛おしさと愚かさを描いた人間讃歌である。――藤沢 周(作家・法政大学教授)
著者の差し出した時代を映す「鏡」に、思わず身が引き締まる。――茂木健一郎氏(脳科学者)
日本の選挙報道が、まったくフェアではないことは同感。変えるべきとの意見も賛成。――森 達也氏(映画監督・作家)
(選評より・五十音順)

【著者プロフィール】
畠山 理仁(はたけやま みちよし)
1973年、愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部在学中の1993年より雑誌を中心に取材・執筆活動を開始。関心テーマは政治家と選挙。著書に『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える!』(集英社)。取材・構成として『日本インディーズ候補列伝』(大川豊著、扶桑社)、『10分後にうんこが出ます』(中西敦士著、新潮社)、『新しい日米外交を切り拓く』(猿田佐世著、集英社)なども担当。

【著者紹介】
畠山理仁 : 1973年、愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部在学中の1993年より雑誌を中心に取材・執筆活動を開始。関心テーマは政治家と選挙(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しょむ研(水野松太朗)†選挙マニア!?

     開高健ノンフィクション賞受賞作品。無頼系独立候補(いわゆる泡沫候補)を丹念に追った渾身の力作。全く同じ資格・条件で出馬しているにもかかわらず、泡沫候補の報道は僅か3%なことや、世界にもまれにみる超高額な供託金など、制度やメディアの取り上げ方についての理不尽な扱いがこれでもかと浮き彫りにされる。  選挙ウォッチャーは勿論のこと、政治学、法律学、社会学、政策科学などを学ぶ人にとっては必読文献。

  • fwhd8325

    子どもの頃、密かに政見放送を楽しみしていました。当時は、赤尾敏さん東郷健さん、秋山祐徳太子さん。私の印象に今でも残っています。この著書に登場する候補者のみなさんにも共通するのが、言い悪いは別として、自分の主張を自分の言葉で訴えていることでしょう。そもそも、政治家とはそう言うものだと思います。組織がなければ注目されないという今の在り方は、やはりおかしい。人や主張を選択できないのなら、政治家なんて、いっそAIに委ねてしまった方が健全な社会になるのかもしれない。

  • Emperor

    単純にかっこいいと思うんですよ、泡沫候補。「泡沫」って言葉をマイナスのイメージでとらえたことはないですね。水の泡って、はじけたときに水面に波紋を残すじゃないですか。消えても世の中に何らかのメッセージを残していく。そのメッセージをしっかり受け取ることがぼくたちにとって重要なこと。有権者としての選球眼を鍛えてくれる一冊です。

  • おかむら

    泡沫候補はやっぱり面白い! なんて独特な人間味。第1章でマック赤坂、第2章は2014都知事選、第3章は2016都知事選のルポ。主要な報道番組ではほぼ取り上げられない候補者たちに密着。その奇矯なふるまいがネットで話題にはなるけども。そして意外といい主張(政策)だったりするので、もちろんあらら電波系?な人もいるけど、そしてそれ楽しいけど。ちゃんと全員呼んで地上波テレビで公開討論会やったら結構視聴率取れると思うんだけどなー。司会池上で。

  • Tui

    選挙のたびに独特の存在感をみせるマイナーな候補者、いますね。手作り感漂うポスター。有り余る、やや偏った熱量。そんな泡沫候補(著者は敬意を込めて無頼系独立候補と呼んでいます)である彼らの姿を、決しておふざけでなく、茶化しもせず、本音と敬意をもって書いた本です。強烈な個性を遠巻きに愉しむ悪趣味な内容をひそかに予想していたが、浅はかでした。投票は必ず行くことにしているが、加えてこれからは全ての候補者の主張をじっくり読むと決めました。自身の価値感や使命を確信し、リスクを負ってでも行動する姿に勇気づけられます。

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