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本所おけら長屋 八 Php文芸文庫

畠山健二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569766805
ISBN 10 : 4569766803
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸は本所亀沢町にある「おけら長屋」では、今日も騒動が巻き起こる。長屋の浪人・鉄斎に剣術の手ほどきを求めてきた娘の目的とは。天下の大関と対戦することになった気弱な相撲取りを勝たせるべく、万造と松吉は策を巡らすが…。家を出た一人娘と、頑固な父親を再会させるために奔走する万造とお満だったが、二人の心にも微妙な変化が―など、五篇を収録した、笑って泣ける大好評シリーズ第八弾。

【著者紹介】
畠山健二 : 1957年、東京都目黒区生まれ。墨田区本所育ち。演芸の台本執筆や演出、週刊誌のコラム連載、ものかき塾での講師まで精力的に活動する。日本文芸家クラブ会員。2012年、『スプラッシュマンション』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー

    今回も安定の5話。『すけっと』仇討ちに一役買う長屋の住人たちの泣き笑いで進み、奉行・桑原の名裁きと落語のようなサゲで職人芸のよう。『うらしま』居酒屋のお栄が見初められる話で、チョイ役だったお栄が江戸っ子ぶりを発揮して素敵!『ふところ』気弱な関取・大巌に勝たせようとする万松たちがドタバタの楽しさ。『さしこみ』胃痛持ちの若い武士・真之介が成長するのが主だが、八五郎の勘違いぶりに大笑い。『こしまき』頑固な浪人・郷田と忠犬の二人暮らしに家出した娘まで絡み、反則技だけど鉄板で泣ける話で、万造とお満の今後も楽しみ💛

  • やま

    本所おけら長屋8作目 2017.03発行。字の大きさは…中。 すけっと、うらしま、ふところ、さしこみ、こしまきの短編5話。 本所亀沢町にあるおけら長屋の住人がおりなす泣けて笑える人情物語です。 此度も、おけら長屋の松吉、万造、八五郎と島田鉄斎が大活躍です。寿命いくばくも無い頑固者の郷田豪右衛門に、5年前に家を出て行った娘・鈴音を会わせようと、飼い犬・富士と探します。 読んでいると、よく笑いが出ます。 テンポも良く、次巻が楽しみです。

  • のり

    おけら長屋のお節介は、御奉行始め同心、火盗改、飲み屋のお栄等にも飛び火している。張り合ってる感もある。本作の目玉は頑固親父と娘の再開である。万造とお満が力を合わせ奔走し、飼い犬の富士の健気さが涙を誘う。添い遂げた情景が目に浮かぶ。

  • アッシュ姉

    わが心のふるさと本所おけら長屋。第八弾も大盛り上がり。桑原さま天晴れ!お栄ちゃんと大厳に拍手!真之介かわいいぞ!なんといっても、最後の「こしまき」が良かった。万満コンビが大活躍。忠犬富士が賢くて健気で感涙。畠山先生のワンコ愛を感じて、ますますファンに!松ちゃんの愛猫ミーちゃんは元気かな〜?万松ともに春の予感。所帯を持っても引っ越しはしないでね〜。

  • ぶち

    犬の富士の健気さを、表紙の絵を見ているだけで思い出し、泣けてきちゃいます。なにも後を追って死ななくてもよかったろうに、と思ってしまいます。富士の豪右衛門を慕う気持ちがそれだけ強かったのでしょう… 切なくなってきます。そういえば、松吉が可愛いがっていた猫のミーちゃんがなかなか登場してきませんが、どうしているのでしょう? 松吉といえば、玉の輿の話を蹴ったお栄ちゃんが秘かに心を寄せているのではないかと勝手に想像していますが、どうなんでしょう。万造とお満の仲が進展していく傍らで、こちらの仲も気になってきました。

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