Books

消えない月 角川文庫

畑野智美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041109731
ISBN 10 : 4041109736
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

商店街の小さなマッサージ店に勤めるさくらは、28歳の誕生日を祝ってくれた客の松原と付き合うことになった。出版社に勤める彼と過ごす幸せの絶頂のような期間はつかの間で、関係は悪夢のように変わっていく。強く束縛され、少しでも反論すると激怒され、乱暴に扱われることに嫌気が差して別れを告げると、松原はさくらを付け狙うようになる。預かっていた合鍵を頑として返さない松原の妄想は、加速度を増してゆくが―。

【著者紹介】
畑野智美著 : 1979年東京都生まれ。東京女学館短期大学国際文化学科卒。2010年、地元の複雑な人間関係のなかで生きる若者たちの姿をいきいきと描いた『国道沿いのファミレス』で第23回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kei302

    もどかしさと執念妄想の異様さ、そして、ラストの衝撃、読み始めたら止まらない、完成度の高い作品です。 シンプルな文体と淡々とした描写で状況が悪い方に進んでいきます。ストーカーは深刻な社会問題です。 松原の一人称語りの章では、さくらが悪いのかと頭が混乱しそうになるが、 「河口さんは、何も悪くありません」と言ってくれた志鷹さんの言葉に勇気づけられた。 帯の「イヤサス」「こんな怖い小説」には異議ありですが、 文庫化してくれた角川文庫には感謝です。小早川明子さんの解説も強く訴えてくるものがある。

  • 佳蓮★道央民

    ★★★★★★★七つ星✨いやぁ、めちゃくちゃ松原さんが怖かったです。私も、元カレにモラハラずっと受けていたんだけど、ストーカーまではなっていないから良かったんだけど、松原のモラハラ具合がめっちゃ元彼に似ていて、読んでてスッゴク不快で堪りませんでした。性行為も強制的にさせられるし、何を思ってるのか知らないけど、俺が全部私のことを知ってる的なことを言ってるし本当に松原にソックリで読んでて気持ち悪かったです。けど本当にストーカー規制法ってあるんだなって学べたので良かったです!オススメは出来ないけど面白かったです!

  • mirei

    ストーカーされる側とストーカーする側からの心理の細やかな移り変わりがゾクゾクとさせられ、先が気になり仕方がなかった。普通に人を好きになっただけなのに。いったいどうすれば正解だったんだろう。考えられる手立てや対策を以ってしてもストーカーからは無事に逃げきれないんだろうか。ほんの少しの隙やストーカーにとっての運によってつけ込まれる怖さがなんとも言えない。

  • TAKA

    ストーカーになる人ってやっぱり育つ環境過程によって心が壊れて思考が歪んでいくからなるもんだろうか。死人が発生しないと解決できないというのも現在の法律が脆弱すぎる一因じゃないかな。この女性ももう少しストーカー被害者だと自覚して行動してほしかった。手助けして貰っている人たちが救われない。聞かれたことに素直に喋りすぎるとこは腹立たしい。警察に寄って対応が違うのもどうなんだろう。ストーカーって悪魔にとり憑かれたみたいだな。

  • 坂城 弥生

    かなり気持ち悪かった…なんだろう、女の子のストーカーは恐怖のが強いのに、男のストーカーは嫌悪のが強い。無能で空っぽの人間ほど会社のせい人のせいにするんだなぁと実感した。 ストーカーされやすい人は『優しい人』だと聞いたことを思い出した。「この人だけは自分を受け入れてくれるに違いない」と執着されやすい、と。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items