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大奥の権力者 松島 田沼意次と共に活躍した将軍の懐刀

畑尚子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623099290
ISBN 10 : 4623099296
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
畑尚子 ,  

Content Description

大奥は春日局の台頭以降、将軍世子の生育の役割だけでなく、幕府の運営に深くかかわってきた。松島(一七〇九〜七三)は公家の桜井家に生まれ、九代将軍徳川家重から十代家治の時代に将軍付老女として大奥を掌握した。家重は政策実現のため奥向の統括者である松島と田沼意次を両輪になるように重用し、家治はそれを引き継いで二人に多くの政治的裁量を委ねた。将軍たちを支えた知られざる権力者の実像に迫る。

目次 : 1 松島以前の大奥(大奥の権力者たち/ 八代将軍吉宗の大奥政策)/ 2 九代将軍家重に仕える(誕生から世子家重付となるまで/ 大奥の実権を握る/ 家重の両腕としての松島と田沼意次/ 上使としての松島)/ 3 十代将軍家治に仕える(松島への内願と権勢/ 田鶴宮出迎えと江の島信仰/ 再建を大奥に頼る清松寺/ 寿賀宮出迎えと気賀宿/ 大名家と折衝する松島 平島公方の内願/ 家重を祀る 妙定院)/ 4 松島の死とその後の大奥(松平大和守家との関係/ 松島の後継者)

【著者紹介】
畑尚子 : 1961年生まれ。現在、國學院大學、青山学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    よしながふみ漫画『大奥』や民放の『大奥』シリーズで、単なる“将軍の女”の集団ではなく、当時のキャリアガールであることが認知されつつある、大奥総取締。ちなみに民法では松島を栗山千明さんが演じていた。  家治の将軍就任同年から長らく筆頭老女の地位に君臨し、絶大な権力を振るっていたが、『べらぼう』で富永愛さん演じる高岳が筆頭となってから、忽然と姿を消している。生没年も明らかではない。最後の大奥総取締・滝山の墓が存在するのに、である。

  • さき

    NHKの歴史探偵の大奥回に登場された先生の本ということで読んだ。歴史探偵のなかで大河ドラマべらぼうに出てくる高岳の素性について解説されており詳細がこの本にあるということで読んだが、タイトルの通り中心は松島と田沼意次。高岳のことは途中ちょくちょく、最後の章に高岳の項目があるくらいだった。 松島のことはこの本で初めて知ったが、江戸時代、想像以上に大奥の老女たちは政治的権力を持ち表の老中や大名たちとやりとりをしていたことがわかった。べらぼうのお陰で家治や家斉の区別がしっかりと頭の中でついており読みやすかった。

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