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銭湯 「浮世の垢」も落とす庶民の社交場 シリーズ・ニッポン再発見

町田忍

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623077052
ISBN 10 : 4623077055
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan

Content Description

江戸のむかしから、趣向を凝らした現代の銭湯まで。庶民生活に息づく歴史・地域性・美学。

目次 : 1 銭湯の歴史(「銭湯」ができるまで/ 江戸時代の銭湯/ 明治時代以降の銭湯)/ 2 銭湯に見る地域性(地域による銭湯の違い/ 銭湯と北陸の不思議な関係)/ 3 全国名銭湯巡り(全国選りすぐり銭湯/ 幻の銭湯/ 花街の銭湯を訪ねる)/ 4 銭湯美学(銭湯建築の美学/ 銭湯の絵画)/ 5 現在から未来へ(現代の銭湯/ ニュー銭湯巡り)

【著者紹介】
町田忍 : 1950年東京生まれ。和光大学人文学部芸術科卒業。学生時代ヒッピーに憧れヨーロッパを放浪。警視庁巡査を経て、明治から戦後における庶民文化史を研究。少年時代より収集しているパッケージなど商品の歴史も研究。テレビドラマや映画の時代考証も手がける。現在、庶民文化研究所を設立、活動を続けている。社団法人日本銭湯文化協会理事、浅草庶民文化資料館・三十坪の秘密基地名誉館長、台場一丁目商店街(デックス東京ビーチ)特別顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 竹城 俊之介

    「ペンキ絵背景画の変遷史(P144・145)」が実に興味深い。元々背景広告社1社だけだったのが、戦後10社以上の銭湯広告会社が乱立。それだけの企業が存在したってことが、当時の業界の勢いを物語ります。今のgoogle広告みたいな存在だったのかも知れない。 家風呂がない時代、すごい数の人が銭湯にやって来て湯につかりながら広告見て帰っていく光景、なんか良いなあ。 今は廃業された足立区小桜湯さんの壁面にはオバQ のイラスト。権利に大らかだった時代を思い出します。子供の頃はこういうのがなんか嬉しかった気がします。

  • セレーナ

    風呂敷と手拭いに凝ってるので、銭湯にも興味がある。以前銭湯の多い地域に住んでた頃はよく通った。東京の銭湯らしい銭湯はそういえばみなかったと、本書の地域毎の銭湯説明で気付く。番台やフロントで石鹸等買えるのは江戸時代からの流れかと思った。寺社での風呂振舞いは知っていたけれど、信仰と風呂を結べつけるのは些か強引。江戸時代の銭湯にも排水溝があったのかと驚いたが、寧ろ排水溝なかったら困るだろうと自分ツッコミ。タイル絵やペンキ絵など自分の興味あるところの説明は面白かった。あと下足箱の松竹錠の説明があれば自分は満足。

  • Kei Kobayashi

    県立図書館本。多くの銭湯が寺社仏閣のような「宮造り」なのは、「極楽浄土への入口」という意味をこめたのではないか、というのが筆者の視点。なるほど。北千住・タカラ湯の「わ」の板(=湧いた、営業中)「ぬ」の板(=抜いた、準備中)は洒落てていい。風呂は人の上に人を造らないし、銭湯すたれば人情すたる。秋田県内の銭湯は残り7件で絶滅寸前だ。今のうち、子どもと行っておきたい。

  • ホンドテン

    図書館で。購入思案中。銭湯愛好第一人者の町田氏による網羅的概説書で、文献にも目配せし当事者の経験談も交えた他の媒体で聞かれなかった諸トピックになるほどと感服しながら読む。タイル絵、三助の就業形態、ペンキ絵の川越広四郎・・・もっと深い話を読みたい。個人的にはお馴染みの宮造り銭湯の建築談、アールデコ風と平行して普及したもので必ずしも宮大工の手に拠っていない。その意味ではモドキであり、藤森(1993)の看板建築と見るべきと思い知らされた、それでも失われるのは惜しい見事な彫刻が紹介されている。

  • takao

    江戸時代の銭湯は蒸し風呂と考えられる。

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