今のアメリカがわかる映画100本

町山智浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784866250892
ISBN 10 : 4866250895
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
349p;19

内容詳細

【収録映画】
『告発のとき』ーーイラク帰還兵はなぜ殺されたのか?
『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』ーーソ連を崩壊させたエロ議員と有閑マダム
『君のためなら千回でも』ーー凧に託されたアフガン難民の願い
『ミルク』ーーゲイをカムアウトした世界で最初の政治家
『007/慰めの報酬』ーー水道の民営化は007最凶の悪役
『グラン・トリノ』ーーデトロイトとモン族とアメリカン・ドリーム
『世界で一番偉大なパパ』ーーあの有名人も? 窒息オナニー死の悲喜劇
『インフォーマント!』ーー味の素の談合を告発した虚言癖で躁鬱の天才
『プレシャス』ーー「大切」という名の少女が自分の大切さに目覚めるまで
『マイレージ、マイライフ』ーーファーストクラスが住居!? リストラ請負人の“福音"
『インサイド・ジョブ』ーー金融崩壊を引き起こした犯人をムショにブチ込め!
『ソーシャル・ネットワーク』ーーFacebookの創業者は裏切り者か英雄か?
『ヘル・アンド・バック・アゲイン』ーーアフガン帰還兵の日常は戦場よりも地獄
『フライト』ーーパイロットはアル中!? "奇跡の英雄"の真実
『リンカーン』ーー奴隷解放のため、権謀術策も辞さなかい正直大統領の真実
『ジャンゴ 繋がれざる者』ーー元奴隷が白人を殺しまくる痛快西部劇に黒人が抗議?
『42 世界を変えた男』ーーメジャー初の黒人選手はただ差別に耐え続けた
『大統領の執事の涙』ーー8人の大統領に仕えた執事が見た『フォレスト・ガンプ』が隠した60年代
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ーー蘇る「冬の兵士」とウォーターゲート事件
『X-MEN フューチャー&パスト』ーー超人に託された差別への怒り 蘇るミルクの名演説
『アメリカン・スナイパー』ーーイラク戦争の帰還兵が怯える見えざる敵
『わたしに会うまでの1600キロ』ーー1600キロのお遍路でヘロイン中毒からの脱出
『シチズンフォー スノーデンの暴露』ーースノーデンとの接触から告発までの実況生中継
『グローリー 明日への行進』ーー50年目にやっと映画化されたキング牧師のセルマ行進
『トゥモローランド』ーー希望か絶望か? ディズニーが描く未来の国
『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』ーー原子爆弾投下は"神の福音"か"大量虐殺"か?
『ストレイト・アウタ・コンプトン』ーーN.W.A.の名作27年目にして伝えられた"悲劇"
『トランボ ハリウッドで最も嫌われた男』ーーハリウッドの黒歴史「赤狩り」に耐えた脚本家の執念
『ズートピア』ーーなぜ、ウサギに「カワイイね」と言ってはいけないのか?
『ゴーストバスターズ』ーーネトウヨのヘイトに潰された女性だけの幽霊退治チーム
『ハドソン川の奇跡』ーー奇跡でも英雄でもないベテラン機長の決断
『バース・オブ・ア・ネイション』ーー罪深き『國民の創生」に挑んだ若き黒人監督の罪
『ハミルトン』ーーなぜ"建国の父"のミュージカルはトランプを怒らせた?
『スノーデン』ーーオリバー・ストーンが自身を投影したスノーデンと"父殺し"
『ドリーム』ーー宇宙競争の陰に隠されてきた黒人女性のコンピュータたち
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』ーー“マクドナルド的"がアメリカを支配する
『ワンダーウーマン』ーー女性解放のシンボルかボンテージ・コミックか?

ほか

【出版社からのコメント】
「月刊サイゾー」にて10年以上も続く長寿連載『映画でわかる アメリカがわかる』が待望の書籍化!
ブッシュJr、オバマ、トランプまでの三代の大統領を、そして、今の大国が抱える問題点を“100本以上の映画"を通じて鋭く見抜いてきた人気コラムニストによる同書。
「トランプ現象」は、いったいなぜ起こったのか?
アメリカの激動の10年が、映画でわかる!

【著者紹介】
町山智浩 : 1962年、東京都生まれ。映画評論家。映画雑誌『映画秘宝』を創刊後、渡米し、現在は米カリフォルニア州バークレーに在住。アメリカの文化や政治に関する著書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • akihiko810/アカウント移行中 さん

    町山がサイゾーに連載した、07年から17年までのアメリカ映画100本紹介。印象度B+  日本ではマイナーな映画が多く、知ってる映画は10本くらいしかなかったが、面白かった。アメリカと言う巨大でいびつな国の暗部をえぐる作品が多かった。差別、経済格差、奴隷制…まさにアメリカの「今」が描かれた作品だった。  あとヘンテコ映画では、「首吊りオナニー死」をテーマにした「世界で一番偉大なパパ」というロビン・ウィリアムズ主演の映画があるらしい。なんでもありだな

  • たらお さん

    きっかけに「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」を観る。これ、バンクシーが作ったドキュメンタリー映画。本人が顔見せなしの黒シルエット姿で経緯を説明をするのだが、本来関わることのないものになぜ関わってしまう、その経緯がおもしろい。主人公となるのは、ビデオカメラを持ち歩き何でも撮ってしまう古着屋のオヤジ。そんな普通のオヤジがいろんな経緯もありバンクシーの後ろ盾を得ることで、才能がなくても、現代アートの世界で賞賛、成功をおさめてしまうという皮肉。読まなかったら絶対観ていないし、知識の間口を広げられた本。

  • たまきら さん

    1000本ノック並み、「ハイ次、ハイ次ィィィイ!」な映画紹介です。6歳児母親にはなんと役に立つことか。ただ、ズートピアとかわかるけど(私もフワフワさわりたい!部分で笑った)、それだけじゃないしなあ。多くの観客層に向けて製作されているものからマニアックなものまで網羅されていて面白かった。「見えない戦争」「ダラス・バイヤーズ・クラブ」「スポットライト(神父の児童虐待は自分がアメリカにいた90年代でも記事になっていた気がしたが)」「ドリーム」などが気になった。自分がアメリカの何に興味があるかわかった気がする。

  • 踊る猫 さん

    町山智浩氏にとってはあるいはあまり嬉しくない評言/表現かもしれないのだが、彼のジャーナリストとしての(悪く言えば、映画評論家としてではない)資質/美質が良く現れた一冊。ホットな問題意識を表現しており今でも読むに耐え得る強度を孕んでいる。この本を読めばかなりアメリカが分かると言っても過言ではないだろう。本書を片手に、未だ観ていない『ゼロ・ダーク・サーティ』のような映画を観たくさせられてしまった。クリント・イーストウッドについて分析しているところが白眉だろう。個人的な勉強不足を痛感させられ、その情報量に唸った

  • Shimaneko さん

    2007年から2017年までの10年間に公開された映画を評しつつ、現代アメリカが抱える病巣や黒歴史、負の連鎖などを紐解く良著。なので取り上げられている作品も、メジャー超大作に限らず、むしろ実話ベースの硬派ドラマやドキュメンタリーがやや多め。金融崩壊の意外な余波など、興味深い指摘がてんこ盛り。かと思えば「右も左もバカばっかりだ」(p.261) のような町山節も健在で思わずニヤニヤ。面白かった!

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人物・団体紹介

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町山智浩

1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者として雑誌『映画秘宝』を創刊した後に渡米。コラムニスト、映画評論家として多数の連載を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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