Missing 7 下 合わせ鏡の物語 メディアワークス文庫

甲田学人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049137804
ISBN 10 : 4049137801
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
追加情報
:
304p;15

内容詳細

連続失踪事件の元凶と思われる『連作・鏡の中の七不思議』の作者・八純啓が死んだ。そして、行方不明となっていた赤名裕子と大木奈々美の帰還により、事件は全て解決した―かのように思えた。しかし、悪夢は終わらない。再び戻ってきた『連作』、鏡面から現れる手、増える変死体。事件を終わらせまいとする存在の正体と目的とは?文芸部の面々は、合わせ鏡の物語の真実に迫る―。鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第7弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

【著者紹介】
甲田学人 : 1977年、岡山生まれ。津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 白火 さん

    待ってました合わせ鏡完結編もとい下巻!初っ端から書き換わってる、芳賀が読んでる資料が元の紙束じゃなくて情報端末になってるのがあー現代ナイズだな感。クライマックスの合わせ鏡の狂乱もやばさが増してる気がする…俊也の視点で細々書き足されてる。肉塊の描写とか細かくなってるぅ…。書き下ろしは詠子と神野の話。この二人のやり取りやっぱり癖になりますね。さて次は生贄の物語、お待ちしております。

  • 半熟タマゴ さん

    書き下ろし掌編で詠子と神野の話が読めると思わなかったので嬉しかった。やっぱりこの2人好きだなぁ。完結までに表紙を飾って欲しい。

  • よねはら さん

    失ったもの、友人との気安い関係、家族の記憶、友人を怪異から守りきれるという自信。寮生活が主流の学校って逃げ場がないですよね。煮詰めまくりの闇鍋、蠱毒といった言葉が脳裏をよぎります。綱渡り状態だった俊也のメンタルがついに切れてしまった様子は、何回読んでも気の毒です。彼は悪くありませんが、癒える傷ではない

  • にぃと さん

    鏡の絵から始まった狂気と異常が短期間で感染拡大していくのがどうしようもないし、「魔女」や「魔人」の圧倒的な存在感と恐怖の前では、人間では敵わないような気持ちになってしまう。それなのに読むのが止められないのがまた恐ろしい。葛藤の果てにどんどん深見へと嵌まる武巳の苦悩もわかる。果たしてここから「魔王」様がどんな風に対決していくのか、最後まで追いかけたい。

  • 銀華 さん

    鏡による血塗れた文化祭、神隠しの帰還者、同じ世界を行こうと暴走する愛情、悟ってしまった叶わぬ願い、合わせ鏡の果てにあったのはーー鏡の破片を眼球に押し込む場面を覚えていて、その恐怖を真夜中の静けさの中で再読によってもう一度味わってしまったこと。感じたこともないのに痛く感じる描写は凄まじいエネルギーを感じる。窓硝子に映る反射した風景は備え付けられている常識が便乗してゾワッとさせる。このシリーズに関して、恐怖とグロ描写の感想しか言ってないなと今気づいたけど、そこが一番読みたい所だから、これからもこの路線で行く。

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甲田学人

1977年1月生まれ。岡山県津山市出身。二松学舎大卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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