Product Details
ISBN 10 : 4834081885
Content Description
この作品には、なかなか見ることができない、「野生稲」という稲の祖先が登場します。
数万年前、中国の長江流域に生えていた「野生稲」は、私たち人間の祖先により見つけられました。それを、人間の食べものとして作りなおすところから、人類と稲の歴史は始まりました。
日本に稲作が伝わったのは、さらに時を経て、二千数百年前です。以来、日本人は、森を切り開き、山をけずり、疎水を作って水を引きこみ、海岸を埋めたて……、度重なる飢饉や自然災害と闘いながら、力の限りをつくして水田をふやし、稲作を続けました。稲と私たち日本人は、生死をともに生きぬいた、かけがえのない仲間同士なのです。
品種改良の結果、今、日本で作られているのは、十種類ほどの稲ですが、将来起こるかもしれない大自然の変動を乗りこえ、ともに生きぬいていくことができるでしょうか。日本人と稲の二千数百年の共生を、未来まで見据えながら描き出しました。
【著者紹介】
甲斐信枝 : 1930年、広島県に生まれる。故清水良雄氏(光風会会員、童話雑誌「赤い鳥」の画家)に師事。絵本に『雑草のくらし―あき地の五年間』(第八回絵本にっぽん賞。第十七回講談社出版文化賞。)などがある
佐藤洋一郎 : 1952年和歌山県に生まれる。専門は植物遺伝学。農学博士。現在、人間文化研究機構理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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