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あしなが蜂と暮らした夏

Nobue Kai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120053436
ISBN 10 : 4120053431
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan

Content Description

90歳の絵本画家がいま伝えたい、小さな昆虫の生命のドラマ。蜂の巣を持ち帰り、幼虫を育て―誕生から死までを見つめたひと夏の記憶。ベストセラー絵本『雑草のくらし』著者の初エッセイ。

【著者紹介】
甲斐信枝 : 1930年広島県生まれ。広島県立府中高等女学校在校時より、画家の清水良雄に師事。慶応義塾大学で教授秘書として勤務後、童画を学ぶ。1970年に紙芝居『もんしろちょうとからすあげは』を出版、以後、身近な自然を題材にした科学絵本を手掛ける。5年にわたり、比叡山の麓で畑の跡地の観察を続けて描いた『雑草のくらし あき地の五年間』(1985年刊)で第8回絵本にっぽん賞、第17回講談社出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やま

    【驚くべき、、、あしなが蜂と一緒に暮らしたドキュメンタリー】 あしなが蜂と暮らした夏 2020.10発行。字の大きさは…中。著者が、40年前に京都比叡山の麓の農家で「あしなが蜂」の生態を取材した記録です。女王蜂の働きは、夜明けの目覚めとともに始まり、日暮れの眠りに終わる、命がけの一日です。女王蜂にとって、他の巣の女王蜂は敵です。育ち盛りの何十匹もの子に行き渡るほど、餌の捕獲は無理なんでしょう。栄養たっぷりの敵の幼虫を攫って我が子を育てる、私はその後「子ぬすび」の瞬間を何度も目撃しました。🌿続く→

  • Aya Murakami

    他館図書館本。 なるほど…、天候や草むしりでエサとなるアオムシが不足して他の巣から幼虫を…。アシナガバチの取り分も残しながら除草、アオムシ駆除を心がけないといけませんね。雪が良く積もる年はカマキリが高いところに卵を産むというけれど、台風や風が強い年はアシナガバチが風の防げる場所に巣をかけるのですね。賢い!新幹線のハチ脱走事件はショッキング。

  • モリー

    著者が複数の女王蜂の子育てに立ち会った一夏の記録です。同じ種でありながら、女王蜂の性格や行動には多くの違いが見られました。「そういえばいるいる、私たち人間にも。仕事熱心な人、適当にズボラな人、神経質な人もいれば呑気な人もいる。というふうに。」と著者は言います。さもありなんとは思いつつ、〈赤巣の女王〉と命名された優れた女王蜂のことだけは、これからも決して忘れることはないでしょう。

  • seacalf

    科学絵本が素晴らしい甲斐信枝さんにまたぐっと心を掴まれた。御年90の彼女の初エッセイ。比叡山の山裾にある古い農家の納屋の中で営まれているアシナガバチの生態をつぶさに観察、後半は東京の仕事場に巣を持ち込み、五千万年もの生活史を持つセグロアシナガバチの暮らしを作者目線でみつめる。とても真似出来ぬ熱意ある観察と、なにより納屋の持主の「おかあ」とのやり取りがとても良い。自然と共に生きる人ならではの語りに豊かな気持ちにさせてくれる。あしなが蜂の巣を竹棒で突いて、魚釣りの餌にしていた野蛮な小学生時代を少し思い出した。

  • けんとまん1007

    甲斐さんの姿が目に浮かぶ。数年前、テレビで拝見した時の表情のままだったんだろうなあ〜。声も聞こえてきそうなくらい。その興味を持つこころ、そして、実際にいろいろやってみる姿。だからこそ、あしなが蜂にもわかるのかなと思う。あしなが蜂に限らず、生き物(植物も)の不可思議さと、いかに、自分たちが知らないことばかりなのか・・ということだ。

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