いつ聴いても色褪せることなく、しかも聴く者の心を揺さぶる歌。そんな歌ばかりを詰め込んだ素敵なアルバムです。由紀さんと安田さんの歌にはいつも優しさが溢れていて、涙腺が緩んでしまいます。いつまでも聞いていたい声って、きっとこのお二人のことですね。

素晴らしいCD。歌の上手さもこのレベルになると、好みの差はあるにせよ、歌が本当にきれいで、曲そのものの味わいが伝わってくる。歌曲的なピアノ伴奏も単なるBGMや復刻版の域を超えて、シンプルだが聴かせる。アレンジも二人の声部が重なったり入れ替わったり飽きさせない。「神田川」など、オリジナルの貧乏臭さがすっかり抜けて、旋律の美しさが前面に出ている。「少年時代」がとくにオススメ。素直にきれいなものに触れたい時、聴きたくなるだろう。

大人も聴ける童謡を歌えるのは彼女らを置いて他にいないでしょう。姉妹ならではの息の合ったハーモニーが心に染み亘ります。何十年も前に自分が口ずさんでいた曲を今の子供たちも歌っているんですよね・・童謡は永遠のスタンダード！「浜千鳥」は泣けます・・