京都怪談 神隠し (竹書房文庫)

田辺青蛙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801919556
ISBN 10 : 4801919553
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

京都に所縁のある作家たちが書き下ろす“京都”が舞台の実話怪談集。花房観音、田辺青蛙、朱雀門出の実力派とともに、怪談師として活動する深津さくら、新進気鋭の舘松妙の五名がそれぞれの“京都の怪”を披露する。たびたび出没する鬼の目撃例をまとめた怪異譚「鬼の話」、心霊スポットで異形に追いすがられる戦慄「深泥池」、著者自身も巻き込んだ死の連鎖「死神」など洛中洛外の恐怖譚を収録。京都は怨念の土地―令和も続く古都の念は魅惑的に貴方に取り憑くに違いない。

目次 : 朱雀門出(右乗りルール/ 河原で良い物を拾う話 ほか)/ 田辺青蛙(松葉のお蕎麦/ 妖怪ストリート ほか)/ 舘松妙(拝んではならない/ 京都の女というものは ほか)/ 深津さくら(鴨川の人形/ 山のロッジ ほか)/ 花房観音(京都暮らし/ 生霊 ほか)

【著者紹介】
朱雀門出 : 「今昔奇怪録」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞

田辺青蛙 : 「生き屏風」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞

舘松妙 : 宗教・歴史を幅広く調査研究

深津さくら : 2018年より怪談師として活動を開始。現在は関西を中心にイベント・メディア出演を行っている

花房観音 : 「花祀り」で第一回団鬼六大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    実話怪談集。怪談でも「京都」って付いた途端に、妙な闇の深さと艶っぽさが醸し出されるよう。執筆者も京に縁の深い人ばかりで、古都の魅力を存分に引き出している話ばかりが収録されていて満足。朱雀門出の「しきたり」に関する話は笑いつつも京都人の恐ろしさを垣間見たり、花房観音の人間の業に嫌な気分にさせられたりと各著者の独自色が楽しめる。そして今回上手いのは何といっても舘松妙。「塗りつぶし」「踏み絵」の嫌さには慄然とするし、逆に「京都の女というものは」では京女の強さが前面に出てる。やはり京都は独特な闇の深さがあるなあ。

  • 大阪魂 さん

    青蛙さんも書いてはるアンソロジー。明日京都の実家帰るから京都の怪談もよんどこっておもて今日急いで読んでん!一番ゾワゾワきたんは深津さんのお話「送り火」「回帰」「弟の部屋」やったなあ…なんどもなんども押してくるっちゅうのほんま怖いわあ…花房さんのはやっぱ人間が一番怖いわーってあらためて!舘松さん、上御霊神社に祀られてる御霊のお話とかさすが京都検定1級おもた!でも青蛙さんのがやっぱ安定やね!大阪と一緒でここいってみたい!っておもわせてもらえるよーなお話ばっかし。中でも「町家」はゾワっ…青蛙さんのん他のもよむー

  • はつばあば さん

    京都に住んでるといえば聞こえはいいが、かの井上章一氏の談によると大昔から住んでいても純粋の京都人じゃない地域に住んでいるので怪談にはあまり縁が無かった。親が聴こえないようにしてくれていたのかもしれないが。この本に登場する場所は馴染みでもある。松葉の蕎麦屋さんも父に連れられ家族で・・その後にたん熊で食事。高校生の頃のことだから弟達の大食に予防線を張ったのだろう。この中で一番興味が湧いたのはやはり花房観音さんの部分。五條楽園の傍を通ったというだけで父に叱られたものだから。もう行けなくなったから余計に懐かしい

  • キンモクセイ さん

    作家さん達による京都の実話怪談集。朱雀門さんの「右乗りのルール」京都独特な感じでゾッとした。舘松さんの「塗りつぶし」「踏み絵」が怖かった。花房さんの話が一番読みたかった。官能小説を多く手がける方で昔はそれなりに奔放に遊んできただけある。その中でも小説の題材にもなった「楽園」の話が興味深い。歴史ある土地だからこそ何か因縁のようなものが渦巻いているのかもしれない。

  • あたびー さん

    五人の作家による京都関連の実話怪談。やはり京都は頭抜けて怖い。長く国の中枢・天皇の御座所であり、その後も有数の都市で有り続けた場所には人々の思惑や欲、恨みがミルフィーユのように積み重なっている。1番バッターは朱雀門出氏。「右乗りルール」京都の大学へ入学した学生が意味不明のディスりを受け続ける話は、我々余所者が京都人に対して抱く不安をまるごと具現化しているようだ。舘松妙さんの話も良かった。特にホテルの。京都で泊まるときはやっぱり不安😓。他に田辺青蛙氏、深津さくら氏、花房観音氏。

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