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光源氏ものがたり 上 角川文庫

Seiko Tanabe

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041146231
ISBN 10 : 4041146232
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

桐壺から真木柱まで。元祖イケメン光の君の、幼少期〜源氏38歳の冬までを収録、波瀾万丈のストーリーを楽しく読み解いた源氏物語入門書。古典文学に造詣が深く、男女の機微に鋭い田辺聖子が、田辺ことばで綴る魅力満載の現代語訳。

【著者紹介】
田辺聖子 : 1928年、大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で98年に泉鏡花文学賞と99年に読売文学賞、2003年『姥ざかり花の旅笠』で蓮如賞を受賞。00年文化功労者に。08年には文化勲章を受章。19年、91歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くるみみ

    大河ドラマの影響でもやっと源氏物語に興味が湧いて良かった。多数の作家さんの著作があるけれどたまたま書店で装幀がいいなと思った本書を手にした。最初に物語が書かれた時代背景や紫式部についての文章があり、本編は田辺聖子氏からの解説というか語りの作りになっていてとても読みやすかった。女たちの描き方が予想を超えて多彩でおもしろいけれど、光源氏に好感は持てない。玉鬘への執着がもののあわれを感じるようにキモかった。でも先行きが気になるので下巻へ〜

  • うなぎ

    大河ドラマの予習と美しい表紙に惹かれて購入。昔あさきゆめみしを読んだ時と心は変わらず。光源氏は読めば読むほど最低野郎だった。本当に今の私には無理。なのに、逆にヤツの強烈な最低さと中身の読みやすさと解説の丁寧さで続きが気になって読み切れた。下巻も読む予定。途中で光源氏にひきとられた玉鬘が可哀想すぎて幸せになってほしいし、光源氏と葵の上の息子の夕霧の今後が気になるから。

  • みやび

    あのながーい源氏物語を田辺聖子さんが全巻に亘り解説してくれたなんとも親切で解りやすい本書。それぞれの巻の読みどころをかいつまんで要約してあっておいしいとこどり。それでも上下巻で各500ページ近くになるのだからやっぱり源氏物語は大長編。源氏の事が好きになれなくてずっと敬遠していたけれど個性豊かな女性達はそれぞれに魅力的でおもしろい。中でも他の女性に嫉妬する紫の上が抜群に可愛らしい。一夫多妻の平安時代を現代の感覚で捉えても仕方ないと分かってはいても数多の女性と関係を持つ源氏はやっぱり好きにはなれないなぁ。

  • ほなみ

    意外と初源氏物語。今年の大河だし、何より歴史好き×文学好きとして源氏物語は読まねばならない。 よくギャルゲーと言われますが、まさにそれ。五等分の花嫁よりも、源氏物語の方が、誰推しとかで盛り上がりそう。個人的には葵の上がやはり好き。苦労してる高貴で頭のいい人大好き。女性にばかりフォーカスが当たるが、男性陣も天皇含め魅力的な人ばかり。 田辺さんの解説も良く、ただ現代語訳するだけでなく、解説を挟んでくれているので、初めて読むには最適な気がする。下巻も読み終わったらシンプルな現代語訳も読みたいところ

  • こけこ

    田辺女史の優しい目線と、理解しやすいかみ砕いた書き方で、読みやすかった。源氏物語のすばらしさって、ちょっとわかった気がする。

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