Books

教育漫才で、子どもたちが変わる 笑う学校には福来る

田畑栄一

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784319003396
ISBN 10 : 431900339X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の学校教育において最も深刻な課題「自殺・不登校・いじめ」に挑んで、画期的な教育効果を上げている小学校がある。新しい教育実践「コミュニケーション力と人間関係の円滑化を図るための取組み」が切り札だ。そのすべてを公開する。

目次 : 第1章 なぜ小学校で漫才大会をするのか/ 第2章 子どもの実態と保護者の願い/ 第3章 不登校―心に刻まれたエピソード/ 第4章 プロの指導で教員に漫才の研修/ 第5章 コンビ結成はくじ引きで/ 第6章 大会後のアンケート結果から/ 第7章 工夫次第でこんなに盛り上がる/ 第8章 漫才導入で子どもたちが変わる/ 第9章 学年別・教育漫才導入のヒント/ 第10章 皆さんも教育漫才をやってみよう

【著者紹介】
田畑栄一 : 秋田県大館市出身。早稲田大学第一文学部を卒業と同時に埼玉県公立中学校教諭(国語)として採用される。埼玉県立越谷養護学校勤務後、岩槻市城南中学校教諭となる。その後中学校3校に勤務後、埼玉県教育局東部教育事務所に指導主事として勤務。久喜市立久喜中学校教頭として管理職の道を歩み始め、H25.4月より5年間越谷市立東越谷小学校校長を経て、H30.4月より越谷市立越ヶ谷小学校校長として着任。主な役職:東越谷小学校校長、埼玉県国語教育研究会副会長(2年間)・埼玉県学校図書研究協議会副会長(3年間)。共愛学園前橋国際大学COC評価委員(4年間)。北海道教育委員会学力向上に関する総合実践事業道外アドバイザー(2年間)。主な受賞歴、養護学校教諭時に日本肢体不自由教育研究発表会入選(一位)受賞。中学校教諭時には埼玉県連合教育研究会論文(国語)入選(一位)・埼玉教育論文(生徒指導)最優秀賞等数々の賞を受賞。さらに指導主事時は埼玉県教育委員会主催施策提案で優秀賞(学力向上のための支援マップ)を受賞。H29には第66回読売教育賞優秀賞を受賞。埼玉県教育委員会優秀な教員(はつらつ先生)表彰を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
この本は、学校の課題、不登校対策として真...

投稿日:2019/04/21 (日)

この本は、学校の課題、不登校対策として真摯に取り組んだ教育実践書である。と同時に学校改革書である。学校は保守的で新しいことを嫌う傾向がある。負担であり、先が見えないからである。この田畑校長は、教職員の理解を得ながら、保護者、地域の方々をも巻き込みながら、不登校傾向の子どもたちを救う。その保護者からの校長先生への感謝の手紙は珠玉である。この手紙は不登校に悩む保護者の方々にも読んでもらいたいと思う。共感できると思うし、心に刺さると思う。子どもたちも笑いで変わっていく。世界一温かい学校になったという言葉が生まれる。価値ある、これからの時代に求められる不可欠なコミュニケーション力育成の教育実践である。 さらに 工藤勇一さんの学校の当たり前をやめた。 苫野一徳さんの学校を作り直す 田畑栄一さんの教育漫才で、子どもたちが変わる この3冊はこれからの日本の教育界を改革する羅針盤になる。 工藤勇一さんは中学校の校長として、目的が手段化していることへの疑問を持ち、学校のシステムを抜本的に改革している。よくぞここまで。凄い。 田畑栄一さんは小学校の校長として、日本の最大の課題として自殺予防、不登校対策、いじめ撲滅を目指して改革している。人間関係の円滑化とコミュニケーション力の育成に着目して教育漫才という新しい分野を開発して学校を改革している。漫才という今まで教育界では評価されて来なかった笑いの文化を大胆にも学校全体で取り入れて。ブレない信念がある。 苫野一徳さんは、大学の研究者として、明治から続く、みんな一緒・みんな同じという現在の学校のシステムに警鐘を鳴らしている。教育の根幹を問い直す。 この3冊をセットで読むことで、今の教育施策がいかに様々な課題を抱えていることが見えてくる。 自殺25000人、不登校の子どもたち145000人、不登校傾向の中学生330000人、引きこもりの40歳以上610000人など異常な数字である。これは、教育システム、教育課程の弊害でもあるのではないか。時代に応じた、新しい教育システムが必要な時に来ている。そう思わせててくれる価値ある一冊であり、多くの方に読んで欲しいと思う。

結衣 さん | 埼玉県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 東郷和也

    おススメされた本。 教育者ではないのであまりこのジャンルの本は読まないけど、知らない分野だけに気付きが多い。 まきたしんじさんの言葉、『教室はまちがうところだ』は今の時代、教室を会社に置き換えて大人向けに伝えても良い言葉。 笑いが嫌いな子はいないから、教育漫才て面白い取組だと思う。こっちでもどこかやらんかな?

  • 風斗碧

    教育研究会のレポートといった感じ。校長先生の立場でこういったことを打ち出せるのは立派だと思うし、自分達も実践しようとする姿は素晴らしい。うちでは40年以上前から似たようなことをやっているので、比較対象としても面白かった。 ただまあ、文章として心に響く一文、えぐられる言葉が無かったのは残念。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items