Books

鯖猫長屋ふしぎ草紙

田牧大和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569766447
ISBN 10 : 4569766447
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2016
Japan

Content Description

江戸の根津宮永町に、鯖縞模様の三毛猫が一番いばっている長屋があった。人呼んで「鯖猫長屋」。この美猫の名前はサバ。飼い主は、三十半ばの売れない画描き―。炊きたての白飯しか食べないわがままものの猫様が“仕切る”長屋に、わけありの美女や怪しげな浪人者が越してくる。次々に起こる不可解な事件に、途方に暮れる長屋の面々。謎を解くのは、いったい…。心がほっこりあたたまる、大江戸謎解き人情ばなし。

【著者紹介】
田牧大和 : 東京都生まれ。2007年、「色には出でじ、風に牽牛」(刊行時に『花合せ』に改題)で小説現代長編新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぶち

    時代物ミステリーとして、たいへん楽しく読みました。一話一話の謎解きに、全編を通じた謎がからまって、ミステリーとしてとにかく面白かったです。タイトルと表紙の猫の絵に猫の時代物ファンタジーと思い手に取った本ですが、心地よい勘違いでした。物足りないと感じる猫好きの方もいるかもしれませんが、なかなか味わいのある猫の仕草や行動に、そのワガママぶりに、ニンマリともさせてくれます。舞台が長屋ですから、住人の人情話しも楽しめました。まだまだ解けていない謎もたくさん。シリーズの次作も読まずにはいられません。

  • みゆ

    初読み作家さん。タイトルに猫好きアンテナが反応してしまいました(=^x^=) 連作短編7話、人情長屋でお猫様が大活躍ぐらいのライトな時代小説と思って読み始めたのですが、冒頭から不穏な「問はず語り」におやっ?そして全体を流れるヒリヒリ感。猫要素よりミステリ要素の方が強い一冊でした。予想とは違いましたが、これはこれで面白かったです(o^―^o)ニコ

  • sin

    副題のふしぎ草紙なる言葉から、妖怪とかが出てくる流行りの時代劇ライトノベルかと思いきや、案外しっかりと構成されたミステリ要素の人情時代劇でなかなかに読ませる内容でした。何かにつけて凡人を装っている主人公がお猫様を立てるのが微笑ましくて猫好きには一服の清涼剤だし、筋が読めるので直ぐわかってしまった意外な黒幕やその手下たちの暗躍が話に上手く絡んで最後まで目が離せません。それにしてもあんなに重大な秘密が敵役にもばれてしまってこのあと面倒なことになっていきはしまいかと気をもんでしまいます。

  • はつばあば

    田牧さんから卒業したつもりでいたのに読み友さんが何度も読むと云われる鯖猫長屋。漫画も一息ついたので、そりゃ読まなくちゃと。サバとアジがいいねぇ。サバの横柄な態度は我が家の猫と同じ。飼い主を奴隷のようにこき使い(笑)爪で引っ掻き、ガブリと。昔の長屋は今のシェアハウスか。いいねぇ大家さんと店子が一体で悪をやっつけるなんて(#^^#)。しかし・・同心である掛井さんが成田屋と呼ばれるだけあって男前なのだが、剣術はからっきしなのが笑える。2巻のサバはどんな活躍をするのだろう、否、拾楽と長屋の連中がサバを奉る様を・・

  • Rin

    【図書館】ほんのりとした持てたし日常の物語と思っていたら、謎を抱えた絵師に不穏な空気も感じる人物たちも長屋に現れてくる。そんななか、圧倒的な雰囲気と威圧感も醸し出すサバ。長屋の名前にまでなっている三毛猫のサバはどんなときでも、どんっと構えていて、なにやら色んな物事の先まで見通せている気がしてくるからすごい。サバにあごでこき使われる絵師に、サバ中心の長屋の面々。彼らの、互いを思いやる心や降りかかる問題にみんなで立ち向かう姿。暖かな日常には笑もあるし、気になる恋の行く末もあって続きが気になります。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items