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鯖猫長屋ふしぎ草紙 六 Php文芸文庫

田牧大和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569768823
ISBN 10 : 4569768822
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

江戸は根津宮永町にある「鯖猫長屋」の朝は、今日も賑やかだ。長屋の面々を“仕切って”いるのは、鯖縞模様の三毛猫サバ。そんなサバには人間の子分が二人いる。飼い主で画描きの拾楽と、「成田屋の旦那」と呼ばれている定廻同心・掛井だ。その掛井が手下の平八をかばって窮地に立たされる。拾楽がサバの力を借り、事件の核心に迫っていくと…。謎解きと人情が交錯する人気シリーズ第六弾。

【著者紹介】
田牧大和 : 東京都生まれ。2007年、「色には出でじ、風に牽牛」(刊行時に『花合せ』に改題)で小説現代長編新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • SJW

    巻頭の根津、上野、湯島、下谷の地図を見ていると現在の建物や駅などが重なり、サバや拾楽の登場人物が現代に現れてくるようで不思議な感覚。今回は長屋に何かが取りつき、軋みや異音が店子を怯えさせ、拾楽に後悔の念を感じさせてしまう。拾楽と成田屋の掛け合いに笑ってしまい、サバの気持ちを伝える拾楽の言葉にも笑えるのが大きな魅力。

  • 初美マリン

    さば並みの犬離れした犬がでてきて、動物は健気で賢い!と。さばの不思議さはパワーアップ。

  • はる

    面白かったです。何よりおはまちゃんの成長が嬉しい。ラストの啖呵に胸がすく思い。孤児の少女と犬の「おっかあ」のエピソードが哀しかったです。この子のこれからが気になるけれど、これっきり?天空坊もちょっと楽しいキャラクターなので、今後も登場してほしいかな。師匠が誰かも気になるし。ところで、あとがきのサバの語り口はちょっと違和感が…。

  • ぶち

    このシリーズ、毎回のように犬が登場してくるのも嬉しいところです。今回は、幼い女の子と白い犬。女の子は犬のことを"おっかあ"と呼んでいます。まるで白い犬に育てれらているかのようです。その経緯も、別れも、涙を誘います。サバも相変わらずの妖の力を発揮して、この犬と会話し、説得までしちゃいます。妹分のさくらも少し妖の力があるようで、サバの手助けをするようになってきました。こんごどのように育っていくのでしょう。捨楽とおはまの関係もほんの少し進展したようで、今後が楽しみです。

  • タイ子

    シリーズ第6弾。前作の終わりであざみが捕縛される時、おはまに囁いた言葉が気になっていたのが判明。それ聞いたらやっぱ驚くよね。それ故におはまちゃんの今回の成長が良かった。鯖猫長屋がポルターガイスト現象に!?サバは家出するわ長屋の連中は落ち着かないわ、そこにもってきて怪しい坊主が厄除けにとやってくるわ、読ませますね〜。中でも犬と女の子の親子みたいな関係が切なくてウルっと。サバの子分の掛井の旦那の男気はやっぱいい!捨楽とおはまの仲が一歩進んで二歩下がるで、サバ曰く「勝手にやってろ」なので見守ることにします。

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