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ISBN 10 : 4422117599
Content Description
神出鬼没、変幻自在なトリックスターは、現代の心理臨床の場にどのように現れ、どのように機能するのか。特に「主体のなさ」を中核的な課題とする現代のクライエントにおいて、どのように働くのか。文化人類学を中心に様々な領域で論じられてきたトリックスター像を独自に整理し、自験例の詳細な検討を通じて、心理臨床におけるトリックスターの再考/再興を試みる。
目次 : はじめに―トリックスターは消滅したのか?/ 第1章 トリックスター像とその特徴/ 第2章 ユング心理学におけるトリックスター元型/ 第3章 河合隼雄によるトリックスター論/ 第4章 日本の心理臨床におけるトリックスター/ 第5章 現代の心理療法にみられるトリックスター/ 第6章 総合考察―現代の心理療法と新しいトリックスターの現れ/ おわりに―syzygyとしての“わたし”と“トリックスター”の戯れ
【著者紹介】
田熊友紀子 : 1967年生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。京都大学博士(教育学)。ユング派分析家、臨床心理士、公認心理師。文京学院大学人間学部教授を経て、現在、代官山心理・分析オフィス心理分析家。専門は臨床心理学、心理療法論。2010年日本箱庭療法学会河合隼雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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