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だからあなたは損をする 投資と金融にまつわる「12の致命的な誤解」について

田渕直也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478028988
ISBN 10 : 4478028982
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「チャートはオカルト」「円高円安は国力を反映する」「勝率を上げれば投資は儲かる」などの投資初心者が陥りがちな誤解をときながら、株式・為替・債権という金融市場の全体像とつながりを今までにない形で解説。「市場」とは何か?市場を動かす「期待」と「信用」とは? という金融の深淵までを示そうとする意欲作。
著者について
1963年生まれ。85年一橋大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行に入行。資金為替部、金融商品開発部で、デリバティブを利用した商品設計、デリバティブのディーリング、ポートフォリオマネジメント等に従事する。その後、海外証券子会社であるLTCB International Ltdに出向。デリバティブ・ディーリング・デスクの責任者を務める。帰国後、金融市場営業部および金融開発部次長。銀行本体のデリバティブ・ポートフォリオの管理責任者を務める。その後2000年〜2005年まで、UFJパートナーズ投信(現・三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして各種の投資を担当。その後、マツヤ・アセットマネジメント代表取締役、大和生命執行役員を経て、現在も金融アナリストとして活動中。『入門実践金融 デリバティブのすべて』『世界一やさしい金融工学の本です』『図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて』など著書多数。『確率論的思考』は松岡正剛の「千夜千冊」でも絶賛された。

【著者紹介】
田渕直也 : 1963年生まれ。85年一橋大学経済学部卒業。同年、日本長期信用銀行に入行。デリバティブを利用した商品設計、デリバティブのディーリング、ポートフォリオマネジメント等に従事する。その後、海外証券子会社であるLTCB International Ltdに出向。デリバティブ・ディーリング・デスクの責任者を務める。帰国後、金融市場営業部および金融開発部次長。銀行本体のデリバティブ・ポートフォリオの管理責任者を務める。2000年より、UFJパートナーズ投信(現・三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして、債券運用、新商品開発、フロント・リスク管理、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アルカリオン

    全体としては良い内容だと思うが、序盤で出てくる「効率的市場仮説」の説明が根本的に間違っていて、まさに『致命的な誤解』となっているのが惜しい。立派な経歴であり、他の個所では的確な解説を書いている著者がなぜこんな間違い・勘違いをしているのか不思議である▼著者は「ノーベル経済学賞受賞者ユージン・ファーマは『市場は効率的である』とする効率的市場仮説の提唱者である」と言うが、効率的市場仮説はそういうものではない。「市場が効率的であれば○○だ。効率的でなければ△△だ。中間なら□□だ」と場合分けして分析を行うものだ。

  • nizimasu

    至極真っ当な投資と金融の本である。ゆえにこれといった投資の必勝法などもでてこない。むしろ、チャートやファンダメンタルも過去の事象でありランダムウォークには参考にならないとの主張はもっとも。むしろ、投資における規律をいかに守るかということにつきるのだろう。投資の手法を相場によって変えてしまうのではなくより精度を上げていくことが肝心と説く。そして金融においては「期待」と「信用」というキーワードでこの世界を説いていく料理人としての手腕は見事。この期待と信用を計数化に落とし込めないことこそ、金融の難しさなのだろう

  • mintia

    アナリストなどが後付けでよく色々言っているが、結局相場は誰も予測できない。バブルで過熱しすぎたり、クラッシュで悲観しすぎたりしないようにメンタルを鍛えないといけない。

  • まめタンク

    2019年27冊目。少し時間が経ったら読み返してみたい。たぶん、ここに書かれている事は実践で投資をしている人ほど理解が深まると思います。プロのファンドマネジャーとサルがダーツで当てたポートフォリオのリターンは同じという話は有名ですが、不確実性の中に利益があるからこそ、多くの投資家が市場に魅了されるのでしょう。

  • ちゅーとろ

    金融・投資業界にいても勘違いしている人が多い”誤解”を解説。プロ・学者というより肩書きで話を聞く人たちが多いのだが、金融・投資業界に関わる限り肩書きは意味ない。日銀・黒田のように偉そうにいうとわかっているように聞こえるが、その結果から幻想を砕かれる。この本はそのような誤解・幻想を丁寧に解説する。だからといって儲かる仕組みを教えてくれるわけではない、投資を考える補助になるだけだ。

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