Books

田村隆一全集 1

田村隆一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309709819
ISBN 10 : 4309709818
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan

Content Description

生涯、持続的に詩を書き続けながらも、詩人の枠を超え、評論、エッセイ、翻訳などにも多彩な才能を発揮し、破天荒でありつつ柔らかく深い感性を持つ文学者として多くの人に愛された田村隆一。その全体像に迫る全集。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  •  

    再読、とは言ったものの、初期の田村隆一の詩業は「瞬間の王」を贅沢に消尽している。速度といい、強度といい、文明批評の弱さを補うような炸裂してゆく「青春」の詩情は、後の「感受性」の詩人たち(谷川、大岡など)を先取りしている。『荒地』においてそのような瑞々しい「青春」の詩であったがゆえに、それは加速度的に消尽されて、よくて『緑の思想』までで、それから弛緩して弛緩しきる。批評の方もぱっとしなかったので、エッセイの方に、それは詩においてもそうなんだが、「詩人」としての田村隆一を読むならこの巻だけで十分だろう。

  • 飴玉

    田村隆一の初期の詩(「立棺」など)は好き。散文で鮎川信夫や森川義信の詩も取り上げられていて、おもしろかった。

  •  

    再読。前に読んだのが7年前なことに驚く。『四千の日と夜』と『言葉のない世界』が「垂直」性=「瞬間の王」で才気走っているが、戦争体験の風化/水平化に応対するという意味でも『緑の思想』以後を考える必要があるのかもと最近は考える。田村隆一は詩を徹底して「形式」=「技術」の問題だと思っている節がある。戦争詩の問題を逆に「技術」の不徹底さと言い切ることは他の「荒地」の詩人にはない視点な気がするけどどうだろうか。高村光太郎の戦争詩の問題も「技術」の問題に還元したことなど新鮮ではある。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items