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窓の向こう、その先に

田村理江

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265840533
ISBN 10 : 4265840531
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昔からの仲良しはいるけれど、今の自分をさらけ出せる本当の友だちがほしい!人気者のノアや優しい紳士との出会いで、心は複雑に揺れ動く。自分と友情に向き合う物語。

【著者紹介】
田村理江 : 東京都生まれ。成蹊大学文学部日本文学科卒業。日本児童文学者協会第15期文学学校を修了。「15期星」同人

北見葉胡 : 神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。2005年、2015年ボローニャ国際絵本原画展入選。2009年『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(小手鞠るい作/講談社)でボローニャ国際児童図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 雪丸 風人

    おじいさんと少女は心を通わせることができるのか?主人公は小学5年生。特別なものに憧れ、満たされない日常に流されていた彼女が、「普通」の壁を超えてかけがえのない経験を重ねる物語です。はじめは正体不明の老人との関わりにハラハラし通し。妬みから思わぬ感情があふれ出る場面には目を見張りましたよ。後半では、生きるとはどういうことか?人は次の世代に何を伝えていくべきなのか?しみじみと考えさせられましたね。子ども向けの本ですが、その意味では大人にも刺さる要素が多分にある本だと感じましたよ。(対象年齢は11歳以上かな?)

  • joyjoy

    いつでもそのままを受け入れてくれる存在、いてほしい。出会えるか。気付けるか。 作文の内容に悩む場面など、まわりからどう思われるかを気にしてしまう主人公の穂乃果に、じりじりした気持ちにさせられた。好きなものを好きといえないって苦しいな。クラス担任との相談帳「レインボーノート」なるものも、引っかかって仕方がない。週に一人ずつのペースで回ってきても何を書ける? もし穂乃果にもっと早くレインボーノートがまわってきていたら?もしかしたら、作文には書けなかった本当に好きな場所のことを書いていたかもしれないのにな。

  • 鳩羽

    引っ越した先のビルの窓から、電車を眺めるのを好んでいる穂乃果は、毎日同じ電車に乗っているおじいさんと合図をしあうようになり、密かにそれを楽しみにしていた。ところが、あるとき偶然にそのおじいさんと街で出会い、2人は話をするようになる。…年齢も性別も、まったく接点のないはずの2人が親しくなる、心が温かくなるような話のはずなのに、穂乃果の親友の麻衣や、タレントのように美しい乃愛が、悪意はないけれど影響を与えて、2人の関係が消えてしまう。それが悲しい。普通の子であることの加害性、若いことの残酷さが後を引く。

  • gero

    ページ数はあまりないのに無垢な心にきっちり傷をつけて終わりました。穂乃果は言葉にする前に何が正解か考えてしまうタイプで友達にもつい本心をごまかしてしまいます。作文には確かに正解があるのでこの処世自体は正しいです。正解じゃない作文はコストが高いし。様々ななりゆきが重なって特別な友人を得た穂乃果はその関係に夢中になり、同時に従来の友達が疎ましくなっていきます。一方に揺れるたびにぞんざいにされるもう一方が可哀想ですがこの辺りの心の動きと正当化の論理が一人称で克明に描かれており逃げ場がありません。→

  • 芦屋和音

    小5の穂乃果には仲良しの麻衣がいる。魅力的な同級生の乃愛や、電車からハンカチを振ってくれる老紳士と仲良くなると……。秘密を打ち明けてくれたのに、重すぎて逃げてしまうのはその方が楽だから。憧れから嫉妬に変わり、怖さになる心情の変化。痛みを伴う人と人が心で繋がる瞬間。とても良かった。最後、涙しました。

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