男社会がしんどい -痴漢だとか子育てだとか炎上だとか-バンブーエッセイセレクション

田房永子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801922624
ISBN 10 : 4801922627
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
128p;21

内容詳細

働けなくて苦しい、働かなきゃいけなくて苦しい…。
保育園不足問題のときも、コロナのときも、国は助けてくれない。

性犯罪の裏にも被害者を黙らせる、都合のいい法律があった。

私たちに理不尽を押し付けてくる日本。根付いた男社会。

*****
目次

はじめに 

第1章 痴漢犯罪はなぜなくならないのか 

第1話 痴漢被害に遭う中学生を放っておく大人たち
第2話 痴漢犯罪がなくならない理由のひとつ 
第3話 痴漢はなぜ痴漢をするのか
第4話 何もしない大人から「防犯意識が低い」と言われる女子高生 
第5話 知らずのうちにみんなで痴漢犯罪を伝承させている 
第6話 被害者たちの「黙る」歴史 
第7話 「痴漢加害者のほうが大変なんだよ」という凶暴な説得
第8話 明治の女性差別が平成にも残ったまま 
第9話 痴漢の頭の中 

第2章 女が家事育児する前提で作られた社会

第10話 女性差別なんてあるわけないと思ってた 
第11話 どうして女が仕事をやめなきゃいけないの? 
第12話 「保育園が足りない問題」の奥に潜むもの  
第13話 土の中にいた母たちの時代 
第14話 女同士を対立させ根本的な問題から目を逸らせる 
第15話 「保育園落ちた日本死ね」の正しさ 

第3章 男の利権をつぶすおばさんに仕立て上げられ炎上

第16話 コンビニの成人誌コーナーはおかしい 
第17話 女性を虐(ルビ:いじ)める性的ジャンルが「健全」とされる男社会 
第18話 伝え方を変えてみたら大変なことに 
第19話 男社会には伝わらない 

*****
「痴漢」でなぜか、被害者が責められる
「女性が働く」ことをよく思わない人たち
「エロを取り上げるモンスター」に仕立て上げられ炎上する著者

女性の話に聞く耳を持たない社会――。

【著者紹介】
田房永子 : 1978年東京生まれ。漫画家、ライター。第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あっか さん

    田房さん最新巻。自分にも無意識に内在化していること、気付いていなかった社会の側面、また気付いていてもとても分かりやすい表現をしてくれる田房さんの本はいつも気になってしまう。男社会がしんどい、とは男性を批判しているのではなく、男性にも女性にも知らず知らずの内に内在化してしまっている思い込みや決め付けがある社会構造や制度のこと。この本では痴漢、女性の働く問題、コンビニエロ本問題に切り込んでいます。今問題になっている正義面からの誹謗中傷にも絡んでいるなあ…攻撃しやすい人認定…確かになあ。残念だけど言い得て妙。

  • ネギっ子gen さん

    【痴漢で、被害者が責められる】裏に、加害者に都合の 良い法律があった。<女性たちが苦しむことを前提として成り立っている「男社会」は非常時、その苦しみをさらに多くの層に広げる。それを証明する光景を私たちは毎日見せられている。この理不尽な社会システムを変えるには、男性も女性も性別も年齢も関係なく、まずは「男社会がしんどい」としっかり感じるところからしか始まらない>。「第1章 痴漢犯罪はなぜなくならないのか」「第2章 女が家事育児する前提で作られた社会」「第3章 男の利権をつぶすおばさんに仕立て上げられ炎上」⇒

  • たまきら さん

    複数の男性に中学生が囲まれて下着をおろされそうになる話にはぞっとしました。…昔映像制作の仕事をしていた頃、撮影に声優/女優さんが遅刻してきて、「6人ぐらいに囲まれてあちこち触られて…」と現場でただ一人の女性だった私に泣きながら抱きついてきました。でも、彼女の遅刻でスタジオのレンタル時間と費用が増加しみんなイライラしていたので、ディレクターらが「妄想じゃね?」と鼻で笑って…。今でもどうしてもっとサポートしてあげなかったんだろう…と後悔しています。女性車両に反対する人たちに知っておいてほしい事実なんです。

  • marumo さん

    この方、すごく真面目な子だったんだろうな、と思いました。学校や先生が何でも教えてくれる(べき)と思ってるような…。学校も先生も大したものではないのに、期待し過ぎではないかしら。とはいえ、主張のほとんどは賛成です。マンガなので絵の力が強いです。池に潜らされて、竹筒で辛うじて呼吸している女の子たちの姿は泣けてきます。

  • K1 さん

    徐々に変わってきているとは思う。が、生きやすくなっているかというと、まだまだって感じかな。でも、一ついえることは、考え続けることをやめないってことかしら。

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田房永子

1978年、東京都生まれ。2001年、アックスマンガ新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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