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ナチス・ドイツと中国国民政府 一九三三-一九三七

田嶋信雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130362443
ISBN 10 : 4130362445
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 序章 研究の視座と前提/ 第1章 ゼークトの第一回中国訪問/ 第2章 ゼークトの第二回中国訪問とハプロの成立/ 第3章 「南京プロジェクト」と「広東プロジェクト」/ 第4章 中独両国における新しい国防経済計画の形成と中独交渉/ 第5章 中独条約の成立と親日派に対する国防省の闘争/ 第6章 ナチス・ドイツの一般的輸出奨励策と対中国武器輸出問題/ 第7章 四カ年計画と対中国政策/ 終章 一九三〇年代の中独関係史―対中国武器輸出政策を軸に

【著者紹介】
田嶋信雄 : 1953年東京都生まれ。北海道大学法学部卒業、トリーア大学およびボン大学留学(1982‐1984年)。北海道大学大学院法学研究科博士課程(公法専攻)単位取得退学。博士(法学)(北海道大学)。北海道大学法学部助手、成城大学法学部講師、同助教授を経て、成城大学法学部教授。フライブルク大学客員研究員(1992‐1993年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • wuhujiang

    一般人でも戦史/ミリタリーオタクさんの間では、「中国国民政府にナチスドイツが軍事支援をしていた」ことはかなり知られている。しかし、支援に至るまでの過程や実態はなかなか知られていないのではないか。本書冒頭でも「ドイツ内部での多様なアクターに焦点を当てる」とある通り、対中貿易をめぐって相当な勢力が登場する。ライヒェナウといった一部の軍人は政治的に親中路線から軍事支援を考えていたが、同じく武器輸出を進めた他のアクターらはあくまで原料/外貨の獲得がメイン。軍事支援は経済的な理由が大きかったと理解した。

  • Naoya Sugitani

    ナチス・ドイツと国民党政府が親密な関係にあり、軍事顧問などを派遣していた。その軍事顧問に訓練された中国軍と第二次上海事変で日本は戦った訳ですが、そこに至る内実が面白い。ヒトラーに取り入ろうとする様々なドイツの勢力、浪費癖に酷い妻の金を工面するために中国へ赴いたゼークト等。ナチス・ドイツは実はすべてヒトラーが決めるではなく各勢力が各々動いて最終的にヒトラーが納得したものに軍配が上がるシステムだったこともわかります。こうした文献が日本語で読めるのは嬉しい限りですね。

  • 剛田剛

    ドイツの右往左往っぷりと中国の混沌とした状況が印象深い。 この舞台で一人のアクターとして「正しく」振る舞うことがいかに困難であることか。

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