Product Details
ISBN 10 : 4757143591
Content Description
文学部に対する風当たりは、以前にもまして強くなっている。当の文学部自体が自信喪失して、さまざまに姑息な小手先の「改革」によって、この逆風を乗り切ろうとしているかのようである。本書は、そんな世の流れに真っ向から反抗して、臆面もなく旧き良き人文学の意義を唱えようとするものである。文学部は、より深く反時代的に、その伝統と本分に立ち返ることによってのみ、その使命を果たすことができるからである。
目次 : プロローグ 精神の自由は知識ではない/ 第1章 文脈―テクストと実存をつなぐもの/ 第2章 近代芸術の出発点―日常を異化する装置/ 第3章 物象化した世界―経験の「全体性」の喪失/ 第4章 精神分析学の言語観―文脈の科学/ 第5章 批評―伝統への挑戦と覚醒/ 第6章 作品批評という営み―観客という共同体の創出/ エピローグ ディオゲネス
【著者紹介】
田島正樹 : 哲学者、元千葉大学文学部教授。1950年大阪生まれ。東京大学教養学部フランス科卒。同大学院博士課程哲学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
読了日:2025/02/23
you
読了日:2023/12/25
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