カズオ・イシグロと日本 幽霊から戦争責任まで 水声文庫

田尻芳樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801005082
ISBN 10 : 480100508X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
317p;20

内容詳細

芸術、戦争、原爆、幽霊、故郷―日本を舞台にした『遠い山なみの光』『浮世の画家』など初期作品の読解はもちろん、未刊行の草稿ノート類の調査によって見出された、日本をめぐる幻の作品たちも大々的に紹介・考察。イシグロに潜在し、イシグロを包みこむ、近くて遠い“日本”のかたちを見晴るかす。

目次 : イシグロの背信/ 夕餉に響く山の音とキリストの声/ 未刊行の初期長編「長崎から逃れて」―カズオ・イシグロの描く原爆/ 幻のゴースト・プロジェクト―イシグロ、長崎、円山応挙/ フィルムのない映画―吉田喜重による『女たちの遠い夏』/ 『浮世の画家』を歴史とともに読む/ イシグロの名声/ 自己欺瞞とその反復―黒澤明、プルースト、『浮世の画家』/ 『わたしたちが孤児だったころ』における故郷への違和感と失われた母語/ 「蜘蛛であること」―カズオ・イシグロの二世界文学

【著者紹介】
田尻芳樹 : 1964年生まれ。東京大学教授(イギリス文学)

秦邦生 : 1976年生まれ。東京大学准教授(イギリス文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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