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ISBN 10 : 4757608667
Content Description
盛況を見せる古筆切や古筆手鑑研究の成果を十分に生かしているのか。最善本の公刊が続く古注釈研究に安易に寄りかかっていないか。袋小路に陥っている校本研究には打開の可能性はないのか。様々な問題点を実証的に分析し、全体を見通す新たな論理や方法論を提示する。
目次 : 1 古筆切落ち穂拾い(伝聖護院道増筆断簡考/ 『源氏釈』古筆切三葉について/ 『源氏釈』古筆切拾遺/ 初稿本系『紫明抄』古筆切考)/ 2 『紫明抄』を校訂する(二種類の『紫明抄』/ 内閣文庫三冊本『紫明抄』追考/ 内閣文庫本系統『紫明抄』の諸本について/ 京都大学本系統『紫明抄』と内閣文庫本系統『紫明抄』/ 京大文学部本『紫明抄』と京大図書館本『紫明抄』/ 京都大学本系統『紫明抄』校訂の可能性)/ 3 表記の情報と情報の表記(諸本対照型データベースの提案/ 字形表示型データベースの提案/ 表記情報から見た内閣文庫本系統『紫明抄』/ 表記情報から見た京都大学本系統『紫明抄』/ 改行・改丁・字母から見た内閣文庫本系統『紫明抄』)
【著者紹介】
田坂憲二 : 1952年福岡県生まれ。九州大学大学院博士後期課程中退。博士(文学)。福岡女子大学教授、群馬県立女子大学教授などを経て、2012年から慶應義塾大学文学部教授。専門は日本古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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