会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ 500年の物語

田中靖浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532322038
ISBN 10 : 4532322030
フォーマット
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
423p;21

内容詳細

「会計ギライ」の方を悩ませる、数字および複雑な会計用語は一切出てきません。「世界史ギライ」の方をげんなりさせる、よく知らないカタカナの人や、細かい年号もほとんど出てきません。登場するのは偉人・有名人ばかり。冒険、成功、対立、陰謀、愛情、喜びと悲しみ、芸術、発明、起業と買収…波乱万丈、たくさんの「知られざる物語」が展開します。物語を読み進めると、簿記、財務会計、管理会計、ファイナンスについて、その仕組みが驚くほどよくわかります。

目次 : 第1部 簿記と会社の誕生(15世紀イタリア 銀行革命/ 15世紀イタリア 簿記革命/ 17世紀オランダ 会社革命)/ 第2部 財務会計の歴史(19世紀イギリス 利益革命/ 20世紀アメリカ 投資家革命/ 21世紀グローバル 国際革命)/ 第3部 管理会計とファイナンス(19世紀アメリカ 標準革命/ 20世紀アメリカ 管理革命/ 21世紀アメリカ 価値革命)

【著者紹介】
田中靖浩 : 田中靖浩公認会計士事務所所長。産業技術大学院大学客員教授。1963年三重県四日市市出身。早稲田大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。ビジネススクール、企業研修、講演などで「笑いが起こる会計講座」の講師として活躍する一方、落語家・講談師とのコラボイベントを手掛けるなど、幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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お金のことも世界史も苦手な私にもわかるよ...

投稿日:2021/03/19 (金)

お金のことも世界史も苦手な私にもわかるように書かれている本です。会計という視点から西洋の歴史がわかりやすく(中学レベルの世界史知識でも知ってる人名とか出来事などをからめながら)解説されていて、現在の企業会計がどのような歴史を歩んで今の形になったのかが、うまくまとめられていました。会計もまだまだ進化の途中にあって、完成したものではないんだなということもわかりました。自分は企業の経理に携わっていないですが、経理担当者も経営者も、歴史を知っておくと意義がわかって気持ち的に仕事がやりやすくなったり、振り回されすぎずに済むんじゃないでしょうか。

若竹 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • もりやまたけよし さん

    巻末の参考文献をダイジェストで解説してくれてるような本。コラムにするような話題を盛り込んで、会計とビジネスの来し方を旅することが出来る。

  • つっちー さん

    確かに現在の会計制度にたどり着くまでに紆余曲折があったわけで、今までその事を意識したことはなかったなぁ。 著者は会計の歴史は意外と短いと述べていますが、15世紀には銀行があったと聞くと、意外と長いと私は思いました。 現在の日本の経営者、特に中小企業の経営者で、ファイナンス理論を理解している人はどのくらいいるのかなぁ。 この本を読んで、会社の会計制度がなぜそのようになっているか、よく聞く会計用語の成り立ちなどを歴史的経緯から理解できるので、会社に入ったばかりの若い人におススメです!!

  • R さん

    簿記をはじめとする会計がどのような歴史を歩んできたかをわかりやすく解説した本でした。イタリア、イギリス、アメリカと、それぞれの文化や産業の必要に迫られカスタマイズされてきた会計。読んでいて、初歩的な簿記すらちゃんと理解していない自分に悲しさを覚えてしまうが、何かを成し遂げるために必要とされ開発されてきた会計手法の数々がとても興味深い。現代では未来価値の算出に重きがおかれているという話も納得だが、扱いきれずに、大破綻を招きそうな不安もあると考えさせられる。人類には早すぎるのかもしれない。

  • ちびbookworm さん

    ★4.会計キライの方、会計にちょっと興味がある方、ぜひ「会計の歴史ツアー」に参加しましょ♬ ◆各時代の有名人に登場してもらい、会計の発展の歴史を紐解くことで「簿記、会計、ファイナンス」をざっくりわかる本です◆個人的に、うーんと唸ったのは、「ビートルズ、マイケルジャクソンに学ぶ『価値思考』」。争った著作権の価値が高いか、低いか、その考えの違いが不幸な結果を招いた◆また1920年前後のジョー(ケネディ父)の話も重要かと。彼の活躍により、「決算書を投資家に公開する制度」が米国で築かれた。◆会計への興味を引く本

  • honyomuhito さん

    数字が苦手なのだ。苦手というか、いっそセンスがない。 それは繰り上がりの足し算でつまずいたことから始まったのか、はたまた掛け算九九で七の段が覚えられなかったことがきっかけだったのか。この苦手意識を少しでも減らすために会計の世界の歴史をぼんやり知ることができたら違うんじゃないかと都合よく知識を得ようと選んだのがこの本である。結果、正解だった。読みやすいし純粋に面白かったから。時々出会う中学生くらいの時に読んでおきたかった本だ。https://chirakattahondana.com/会計の世界史/

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