くろいの

田中清代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784033328805
ISBN 10 : 4033328807
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
64p;19X23

内容詳細

ひとりで帰るいつもの道で、女の子が不思議ないきものをみつけます。どうやら、自分にしか見えていないみたいです。ある日、思いきって声をかけると、そのくろいの≠ヘ、台の上からおりてきて、とことこ歩きだしました。ついていくと、へいの穴からもぐりこんだのは、ほどよく古びた日本家屋。そこは、くろいのの家でした。
おしゃべりはしないまま、居心地のいい居間でお茶を飲んだあと、くろいのは女の子を、押し入れの中から屋根裏につれていってくれました。そこに広がっていたのは、暗闇の中にキノコやコケが光る幻想的な世界。ブランコやすべり台で思いきり遊んだあと、ふたりは大きな生きものの柔らかな毛なみにつつまれてぐっすり眠りました。お母さんの夢を見た女の子は、また、くろいのとともに居間にもどってきます。
わかれぎわ、くろいのは一輪の花をくれました。帰り道のとちゅうで、お父さんとばったり会った女の子は、ふたりでなかよく家にむかいます。

ひとりでいるときの子どもの心に優しく寄り添ってくれる不思議な生きもの、くろいの。そのくろいのとわたしの愛おしくなる出会いを描いたあたたかな絵本。


田中清代
1972年神奈川県に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。1995年ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ展受賞。翌年同選入選。以来絵本を主に、独特な手触りの美しい本を作りつづけている。主な作品に『みずたまのチワワ』『みつこととかげ』『トマトさん』『おきにいり』『おばけがこわいことこちゃん』『いってかえって星から星へ』『ねえ だっこして』『ひみつのカレーライス』『白鳥の湖』『気のいい火山弾』『小さいイーダちゃんの花』など多数。


編集者より
『トマトさん』や『ねえ だっこして』などでおなじみの絵本作家、田中清代さんによるひさびさの新作絵本です。
女の子が不思議な黒いいきものと出会うお話ですが、この謎めいた雰囲気のいきものくろいの≠ェとても魅力的に描かれています。くろいのは、小さな子どもくらいの背丈で、まっ黒な体に大きな目がきらりと光っています。庭に草花がしげる、おもむきのある日本家屋にひとりで住んでいるようです。女の子は、くろいのにまねかれて、その家で驚くような体験をします。
原画は銅版画で制作されていて、細やかに描き込まれた陰影は、子どもがひとりでいるときに日常のすきまで体験するファンタジーに、ゆたかな奥行きを生みだしています。読み進んでいるうちに、女の子とくろいのがどんどん愛おしく感じられるようになる、あたたかな絵本です。

【著者紹介】
田中清代 : 1972年神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。在学中より銅版画と絵本の制作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • シナモン さん

    図書館本。その女の子にしか見えない「くろいの」。後をついていくと…そこから始まる冒険の世界。最初はくろいの、怖いなぁって思ったけどお茶を出してくれるあたりからだんだんかわいく思えてきた。押し入れの中、屋根裏に広がる黒い世界は異次元のようでわくわくした。想像力って素晴らしいな。黒と白だけの世界…怖いような温かいような不思議な感覚の一冊でした。

  • 馨 さん

    主人公にだけ見える『くろいの』がめちゃくちゃ可愛くて好みでした。私も見えたら良いのにな。でも『くろいの』が何なのかは不明なまま。主人公はこれからも『くろいの』に会えるのかな?

  • はる さん

    怖いのかと思ったら優しいおはなしでした。あ、でも、もしかしたらやっぱり怖いのかも。ちょっと懐かしい「となりのトトロ」のような世界。わたしも幼い頃、家の中を探検して天井裏や押し入れの奥にある不思議な世界を空想したなあ。古い日本家屋って、なにかそれだけで特別な雰囲気がある。えっお母さん…?

  • 手を洗う♪みどりpiyopiyo♪ さん

    ひとりで かえる いつもの みち、へいの うえに くろいのが いた。… ■ちょっと不思議な心安らぐ絵本を読みました。ひとりで帰るいつもの道で、女の子が不思議ないきものをみつけます。■ふと出会った陽だまりの縁側、押し入れの暗闇、草花のにおいや、ふかふかな生きものの毛なみ、お母さんとお父さん。細やかな銅版画の陰影が 子供の世界を柔らかく愛情深く描きます。■ひとりでいるときの子どもの心に優しく寄り添ってくれる心の友達。暖かな絵本でした ( ' ᵕ ' ) (2018年)

  • めしいらず さん

    押入れの天井板を外して上がる屋根裏への憧れは誰もが持っていた感興なのだろうか。懐古的な気分になる。ただそこでこの主人公の少女が見る光景はあまりに健全で面白みに欠ける。乱歩の世界観とまではいかなくとも恐いもの見たさや不健全な想像を掻き立てるものの方が似つかわしいと個人的には思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

田中清代

1972年神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。在学中より銅版画と絵本の制作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品