虚構の森

田中淳夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787721198
ISBN 10 : 4787721194
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
263p;19

内容詳細

SDGsが大流行の昨今。環境問題の大切さはよくわかっていても、地球温暖化とCO2排出量は関係ない、いやある!緑のダムがあれば洪水や山崩れは防げる、いや防げない!などなど、環境問題に関しては異論だらけで、何が正解かわかりません。地球環境を巡る常識に対して異議を申し立て、不都合な真実を明らかにしました。

目次 : 1 虚構のカーボンニュートラル/ 2 間違いだらけの森と水と土/ 3 日本の森を巡る幻想/ 4 フェイクに化ける里山の自然/ 5 花粉症の不都合な真実/ 6 SDGsの裏に潜む危うさ

【著者紹介】
田中淳夫 : 1959年大阪生まれ。静岡大学農学部を卒業後、出版社、新聞社等を経て、フリーの森林ジャーナリストに。森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジュール さん

    環境保護に関する私たちの常識を覆す本。地球の森林面積は増えている。アマゾンは必ずしも二酸化炭素を吸収していない。水没するはずのツバルの面積は増加している。著者の主張が全て正しいかわからないがマスコミ受けする通説を安易信じてはいけないとよくわかる本。

  • はちこう さん

    少し怪しげな本に思えたが、仕事(SDGs)で必要と思い読んでみる。「地球上の森林面積は減少している?」といった疑問符付きのタイトルが全39章。その答えは著者に言わせるとNOなのである。環境問題のメカニズムは色々と複雑らしく、我々が日頃常識と思っていることを次々と論破していく。冒頭に「知っているつもりでいる常識・意見を疑え」と書かれているが、何事も鵜吞みにせず疑って自分なりに考えることは大切だと思う。では一体どうすれば良いのか、というところまでは踏み込んでいない点が残念。

  • Schuhschnabel さん

    森林に対して過剰な期待ないしは憎悪をもっている人にぜひ読んでもらいたい本。世の中に出回っている森林に関する情報の中には、れっきとした事実もあれば、真偽のまだ定まっていないもの、ある特定の立場の人たちが流すプロパガンダも混じっていますよというごく当たり前のことを、自身で見聞きしたり論文を読んだりして徹底的に検証している。私も講義を受けていて、高校の地理で習った森林の水源涵養機能は普遍的に成り立つものではないと聞いて驚いた。やっぱり草地のもつ価値を森林科学の人たちも検討した方がいいんじゃないかと思った。

  • Hiroo Shimoda さん

    本書の内容が全て真実かは分かりかねるが、単純になりがちなモノの見方を掻き回してくれる意味で実にいい本。

  • 古本虫がさまよう さん

    へぇと思ったのは温暖化で海水面が上昇し、小島国は水没する例としてよく出てくるツバルの「嘘」だ。実は、ツバルの「国土面積」は拡大しているとのこと。「増えた理由は、波によって運ばれた砂が堆積して浜が広がったから」とのこと。浸食されたと言われるところは、第二次大戦時に米軍が埋め立てた土地で、砂利を採取したりしたところ。「浸水がひどい場所は、もともと人の住めない湿地に無理やり家を建てた土地」。「『住民が波打ち際に立って浸水を訴えるシーン』を演出した人を私は知っている。こうしたらテレビ映りがいいよ、と助言した」と。

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