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〈野宿者襲撃〉論

生田武志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409240731
ISBN 10 : 4409240730
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2005
Japan

Content Description

少年による野宿者への集団暴行から鮮烈に捉える若者のいま。息をのむ衝撃。フリーターの一部は野宿生活化するのか?野宿者と少年少女、二つの「ホーム」レス。

目次 : 前篇(「人の命は大切」なのか?/ 野宿者襲撃は「正義」だったのか?/ 「九〇年代、少年犯罪は凶悪化した」のか?/ 少年たちが野宿者襲撃をしているとすれば、少女たちは何をしているのか?/ 「まったり革命」とは何だったのか?/ 「まったり革命」が追い抜かれたとき、何が語られるべきなのか?)/ 後篇(野宿者襲撃の性質は変化しつつあるのか?/ アンケートに見る中学・高校生の野宿者への意識/ 「一九六八年革命」と共同体の崩壊/ 「学校内虐待=いじめ」と「学校外虐待=野宿者襲撃」と/ なぜ野宿者襲撃は思春期に特有な行為なのか?)/ 終章 日本における「八九年革命」とは何だったのか?/ 付録 野宿者問題の授業

【著者紹介】
生田武志 : 1964年、千葉市生れ。岡山県倉敷市に育つ。同志社大学在学中(数学史専攻)から大阪・釜ヶ崎に通い、現在までさまざまな日雇労働者・野宿者支援活動にかかわる。2000年、キルケゴール論「つぎ合わせの器は、ナイフで切られた果物となりえるか?」で群像新人文学賞・評論部門優秀賞受賞(『群像』2000年6月)。現在、野宿者ネットワーク、釜ヶ崎・反失業連絡会などに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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    いろいろ納得できない部分があるが、優れた本ではある。問題は、各「場所」が無謬であることへの懐疑を抱けるかどうかであり、懐疑を抱くのは人間ひとりひとりであり、その場合「連帯」より肯定が先にこなければならない。ギャンブルで身を持ち崩そうが別にいいじゃないか。どんな人間であれ生きていいという肯定のみが必要であり、「働きたくても働けない」という言葉の「働きたくても」の部分は不要である。人間は無条件に生きていい存在であるはずだ。新たな社会などいらない。どんな社会であれ人間の生を肯定するべきだ。

  • nzmnzm

    野宿者論というよりも、若者論、社会と教育の問題として書かれている。経済と思想の問題として読まれるべき必読本。

  • ねぎとろ

    現代思想を振り回して少数の事例から大きな命題を引き出している論考、と切り捨てることも可能だろうけども、文中の「ホームレス」を「生活保護」と入れ替えてもそのまま通用するような文章もあり、やはりこの本の議論は日本社会の本質に迫っていたのではないかと思う。

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