基本情報

内容詳細
どうにもならない。どうにもならない。ドウニモナラナイ…。男の未来は暗い。仕事仕事の毎日は彼を狂わせる。単調な日々に倦んだ男が、ある夜団地の屋上で、耳ざわりな童謡を歌っている少女と出逢い、人生が変わる表題作「頭の中の昏い唄」。香港に赴任した男が食と色の欲に溺れていく、脳味噌と胃袋を刺激する美食譚「香肉」。老人たちによってこき使われ搾取される若い世代が、ある日肩に現れた緑色の小人によって一致団結してゆく「世代革命」。スランプにおちいった作家に“やつ”がささやき、人格を乗っ取ろうとする「誰…?」など、必ずやあなたに悪夢をお贈りする、クールで鋭利な奇妙の味の短篇集。星新一による解説を再録。
目次 : 1(香肉/ 過去の女/ 蜥蜴/ 遺伝/ 夜歩く者/ 念力/ 頭の中の昏い唄/ ダブル・ショック/ 殺しあい/ ヤブイリ/ 世代革命/ 夢幻器/ 誰…?/ 名人/ 前世/ 大脱走/ いやな奴/ 顔/ ゆたかな眠りを/ 暗い海暗い声)/ 2(ああ、神様!/ 恋の痛み/ 哀しい道化/ しつこい男/ MAMMY‐O)/ 東京二〇六五
【著者紹介】
生島治郎 : 1933年、上海生まれ。早稲田大学英文科を卒業後、早川書房に入社。「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」編集長を勤めたのち、退社。その後、『傷痕の街』でデビュー。1967年、『追いつめる』で第57回直木賞受賞。ハードボイルド小説や『黄土の奔流』のような冒険小説が有名だが、いわゆる“奇妙な味”の短篇にも傑作が多い。2003年死去
日下三蔵 : 1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てフリー編集者、ミステリ・SF評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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m.myzk さん
読了日:2020/12/05
クロノ さん
読了日:2020/11/20
きっしょう さん
読了日:2021/01/20
たかあき さん
読了日:2020/12/20
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人物・団体紹介
生島治郎
1933年、上海生まれ。早稲田大学英文科を卒業後、早川書房に入社。「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」編集長を勤めたのち、退社。その後、『傷痕の街』でデビュー。1967年、『追いつめる』で第57回直木賞受賞。ハードボイルド小説や『黄土の奔流』のような冒険小説が有名だが、いわゆる“奇妙な味”の
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