Product Details
ISBN 10 : 4862516130
Content Description
文化大革命の影響を受けた筆者は、1982年からの日本留学で、日本文化に対する新たな理解と刺激を得た。
本書では、筆者が日本で経験した多くの素晴らしい出会いについて語られている。特に、天皇皇后時代からの上皇ご夫妻との関係構築は瑞々しく書き上げられており、注目の内容となっている。
皇室との接点は、日本文化理解のための重要な機会であり、比較文化の研究視点にも不可欠だ。さらに、日中交流については、皇室の活動が過去と未来をつなぐ人類文明の遺産としての役割を果たしていると、筆者は指摘した。
皇室との関わりや日中関係についてのテーマをふんだんに盛り込んだ本書は、2000年に及ぶ両国の交流の重要性を実感できる一冊となっている。
【著者紹介】
王敏 : 中国・河北省承徳市生まれ。大連外国語大学日本語学部卒業、四川外国語大学大学院修了。宮沢賢治研究、日中比較文化研究、日中交流人物研究。人文科学博士(お茶の水女子大学)。「文化外交を推進する総理懇談会」や「国際文化交流推進会議有識者会合」など委員も経験。日本ペンクラブ国際委員、朝日新聞アジアフェロー世話人、早稲田大学や関西大学などの客員教授などを歴任。法政大学名誉教授、周恩来平和研究所所長、アジア共同体文化協力機構参与。宮沢賢治を中国に初めて紹介したことで知られている。90年に中国優秀翻訳賞、92年に山崎賞、97年に岩手日報文学賞賢治賞を受賞。2009年に文化庁長官表彰。2023年外務大臣表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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