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帝国アメリカがゆずるとき 譲歩と圧力の非対称同盟

玉置敦彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000240680
ISBN 10 : 4000240684
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

強大な力を誇る「帝国」アメリカは、日本や西欧諸国と「非対称同盟」を結んでいる。だがアメリカは同盟国に圧力をかけるだけでなく、ときに同盟国に有利となる政策を自ら選択してきた。なぜ帝国アメリカは「ゆずる」のか。ベトナム戦争期の日米・米韓・米比同盟を一次史料に基づいて検討し、非対称同盟を理論的に解明する。

【著者紹介】
玉置敦彦 : 1983年生。中央大学法学部准教授(国際政治学)。東京大学法学部卒業、Boston University(フルブライト奨学生)及びYale University(Department of History)留学を経て、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。専門は同盟論、日米関係史、アジア太平洋国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    非対称同盟の政治力学を分析した研究書。同盟の主導国(米)が同盟相手である追随国に協力を求める際に、譲歩と圧力を駆使する構造を解き明かす。本書で対象とするのは日米同盟、米韓同盟、米比同盟で、主にベトナム戦争時期が中心。特に注目したのは、米国が同盟相手国の国内政治状況をかなり注視していた点。米国に協調的で能力もある政権基盤をサポートするために譲歩を繰り返す場合もある。意外と気を使っていたんだなとの印象。今の米国の同盟国への立ち振舞いを横目に、ノスタルジック感を存分に味わった(笑)。

  • アメリカが冷戦期に世界に広げた同盟ネットワークについて、ベトナム戦争期の日・韓・比を題材に、これら「追随国」の「提携勢力」に対するアメリカの評価が同盟政策を決定する様子を実証的に検証する。ただ、それだけでなく、アメリカによる非公式帝国の性質、非対称同盟の性格についての議論も大いに勉強になった。最後に述べられる現在の情勢へのインプリケーションには、理論と実証により裏付けられた重みがある。

  • Go Extreme

    帝国論発展: 戦後・「偉大な帝国の継承者」 代表的論者ールンデスタッド「招かれた帝国」・ケネディ「帝国の過剰拡大」 同盟拘束論と国際秩序論: 非対称同盟ー主導国が追随国に行動制約 冷戦後もリベラル国家戦略の有効性維持 提携勢力: 追随国・内部に提携勢力と対抗勢力共存 主導国は譲歩と圧力を使い分・追随国の行動調整 ベトナム戦争: アメリカの要求は段階的に強化→日本・韓国・フィリピンに貢献求めた 日米・韓米同盟: 日本ー高度経済成長に伴い同盟維持の課題に直面 韓国ーアメリカの要請に応じて派兵し対米協力を強化

  • takao

    ふむ

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