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さようならと言ってなかった

Naoki Inose

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784838727155
ISBN 10 : 4838727151
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan

Content Description

都知事就任、五輪招致活動、そして突然の辞任。激動のさなか、妻は突然の病に倒れ、帰らぬ人となった。辞任以来の沈黙を破る、招致成功の秘話、5000万円の真実、妻と過ごした40余年の日々。

目次 : 第1章 ある日、突然に(予兆/ 異変/ 忍び寄る病魔 ほか)/ 第2章 何もなくても愛があれば(神田川流れて/ ニュータウンへ/ 最後のロールキャベツ ほか)/ 第3章 走り抜けて(一に好奇心、二に好奇心…/ 走れ、走れ/ 借りた五千万円 ほか)

【著者紹介】
猪瀬直樹 : 1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第十八回大宅壮一ノンフィクション賞。2002年6月末、小泉純一郎首相より道路公団民営化委員に任命される。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授などを歴任。2007年6月、東京都副知事に任命される。2012年に東京都知事に就任、2013年12月、辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おいしゃん

    この本を端的に紹介すると、猪瀬氏の自慢と、ご夫婦のお惚気と、辞任にまつわる言い訳、この三点に尽きる。後味の悪い映画を見ているような気分にすらなったが、「亡き妻に捧げるため書いた」というあとがきを読んで納得。確かに、最高によくできた奥さんだったことは十分に伝わった。冒頭からボロクソに書いたが、猪瀬氏の「かつての」著作と、都政での実績には、かねてから尊敬している。ぜひ次作以降に期待したい。

  • taka61

    【図書館本】愛妻家である猪瀬さんが、奥様との出会いから別れとその後までを綴ったエッセイ。猪瀬さんの夢の実現とそれを支えた奥様の仲睦まじい描写に心温まり、最愛の奥様の病気に気づけなかった猪瀬さんの悔しさの滲む描写には心が痛みました。小説家として、リーダーとして、改革者としてプロフェッショナルである猪瀬さんですが、政治家としては素人同然で、不用意な5000万円の借金問題が知事辞任に繋がりました。オリンピック誘致と奥様の病状との狭間でご苦労された猪瀬さんに、今一度の休息を取っていただきたいと思います。これからも

  • みつりんご

    互いを認める、猪瀬夫妻の印象である。清貧の神田川の時代から作家として都知事としての猪瀬さんを支えた奥様は一人の女性として尊敬する。城山三郎さん然り奥様に先立たれた男は我が儘を詫び、惜しげもなく寂しさを表す。女性より男性の方が計算なく純粋なんであろう。猪瀬さんの奥様への追悼の書、そして猪瀬さんから憧れる女性を紹介してもらった気持ちになれる一冊です。

  • 1.3manen

    神経膠芽腫(29頁)。東京都職員は、首都公務員として、国家公務員、地方公務員とは違った矜持、使命があると思っていた( 169頁)。小泉元首相曰く、猪瀬さん、選挙は人間修養だよ(184頁)。徳田議員からの5千万円(186頁)だが、その後、渡辺喜美 氏の8億円DHCから、という方が、金額も悪徳さもある気がする。猪瀬氏は、私小説は書きたくないので、妻ゆり子氏は登場した ことはない(198頁)。

  • miu

    涙なしでは読めない。なんていい夫婦なんだろう。物事には必ず表と裏がある。スキャンダルでメディアに取り上げられていた猪瀬さん。オリンピック招致に尽力していた猪瀬さん。こんな人だって知ってた?わたしは全然知らなかった。笑顔でスピーチしていた時、ゆり子夫人は危篤状態。最愛の人がいなくなってしまうかもしれない そんなときに海外で笑顔で大きな事を成し遂げた猪瀬さん。読みながら思い浮かぶのは、招致スピーチの前にランニングしている猪瀬さんの姿。職を離れれば、いい夫いい父なのだろうな。わたしにとって二人は理想の夫婦像。

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