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ISBN 10 : 4044005184
Content Description
「現代世界を見渡すと、右にも左にも独裁体制が横行し、蔓延している(略)現況を見事に予測した先見の明」(解説より)。独裁は暴政とは異なり、自己を正当化する政治理論・思想を持つ。にもかかわらず、暴政へと常に変質していく。指導者は一日でも長く権力のポストに止まろうとするからだ。その20世紀の2大典型、スターリンとヒトラーの政治思想を理論史的に究明し、独裁体制の特質を明示した金字塔的著作。
目次 : 第1章 独裁の概念/ 第2章 独裁の政治思想/ 第3章 マルクス・レーニン主義の革命独裁理論/ 第4章 マルクス革命・独裁理論の修正―マルクス主義と大衆意識/ 第5章 レーニン、スターリンにおけるプロレタリアート独裁理論の発展/ 第6章 レーニン主義と毛沢東思想/ 第7章 ヒトラーの政治思想/ 第8章 ヒトラー独裁の政治過程(一九三三‐一九三八)/ 補論(政治権力の変革過程/ 独裁の政治過程/ 政治権力と社会階級)
【著者紹介】
猪木正道 : 1914(大正3)年‐2012(平成24)年。政治学者、京都大学名誉教授。京都生まれ。社会思想家の河合栄治郎に師事し、1937(昭和12)年、東京帝国大学経済学部卒業。三菱経済研究所を経て49(昭和24)年から70(昭和45)年まで京都大学法学部で政治学・政治史を教える。退官後、防衛大学校校長を8年間務めたほか、平和・安全保障研究所理事長なども務め、日本の安全保障政策の研究を進めた。2001(平成13)年文化功労者。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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