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ISBN 10 : 4405094659
Content Description
80代にもなると、若々しい人と、老け込んでいる人の差が激しくなります。
もちろん、遺伝的な原因は無視できませんが、それではではありません。
日々の習慣が異なるのです。
その習慣の中でも、特に重要なのが「食べ方」。
人は食べ物によって作られているからです。
老けない人は、若さを保つために最適な食べ方をしていますし、老け込んでいる人は、老化を促進してしまう食べ方をしているのです。
老化が進んでいる人は、実年齢よりも10歳以上、老けて見えます。肌の張りもなくシワが多い、髪の毛が少ない・白髪が多い、動きが緩慢になる、さらに白内障になる、耳が遠い、消化が悪い、病気を抱えているなどの状態になります。
一方、老けない人は、シワが少なく肌に張りがある、髪の毛が元気、動きがしっかりしている、目のかすみなども少ない、内臓が元気など、すべてが元気です。
脳の老化が進んでいる人は、もの忘れが激しい、頭の回転が鈍いといったことだけでなく、すぐに怒り大声を出す、列に割り込むなど、人の迷惑に無頓着になり、次第に認知症の症状が顕著に出てきてしまいます。
一方、脳が若々しい人は、この逆です。頭の回転が速くハキハキし、感情も制御できています。結果、認知症を恐れる必要がありません。
本書では、食べ物や食べ方によって、体だけでなく、脳の老化も防ぐ方法を解説しています。
キーワードは「糖化」です。
体も脳もエネルギー源となるのは糖質ですから、糖は体に必要不可欠なモノです。
しかしながら、糖を取り過ぎると体も脳も糖化が進みます。糖化はAGEという老化物質によって起こります。その結果、体も脳も老化します。
そして、現代の日本人は糖質を過剰にとっている状態。いいかえれば糖質中毒です。
糖質が過剰なため、老化物質AGEが増えて老化が進みます。
脳の老化も同じです。認知症を引き起こすアルツハイマー病は「脳の糖尿病」とも言われています。その原因は糖質過多です。
本章が、糖尿病を専門とし、老化物質AGEの第一人者でもあり、ベストセラーを多発している著書が老化を止める方法、若返る方法を解説しています。
その中でも、世間の間違った常識をくつがえす方法が解説されています。
具体的には、主食はイラナイ、糖質はゼロでいい、揚げ物は絶対にとらない、アルコール量は気にしなくていい(ただしビール・日本酒は飲まない)などです。
これらは「生化学」という分子レベルの役割・機能をベースとしたモノや、世界的に権威のある雑誌に記載された最新論文をベースに、多くの糖尿病患者と治療している著者の経験に裏打ちされたことだけを解説しています。
体と脳を老化させず、若返る食べ方を学び、80代になっとときでさえも元気で若々しく暮らしていきましょう。
【著者紹介】
牧田善二 : AGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年、北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、『The New England Journal of Medicine』『Science』『The Lancet』等のトップジャーナルにAGEに関する論文を第一著者として発表。1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延ベ20万人以上の患者を診ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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