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日本半導体 復権への道 ちくま新書

牧本次生

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480074423
ISBN 10 : 4480074422
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米中間の半導体摩擦が起き、現在も需給が逼迫するなど、世界で半導体の重要性が格段に高まっている。半導体をめぐる国際競争の現状はどうなっているのか。日本の半導体に未来はあるのか。日本半導体産業のパイオニアである著者が、かつて世界を制した日本の家電産業を支えていた半導体の急速な発展の歴史と、日本の半導体産業の盛衰をたどり、現在の日本の持つ強みと弱みを分析。我が国の命運を握る半導体産業の復活の道筋を明快に提示し、官民連携での開発体制を提唱する。

目次 : 第1章 半導体をめぐる最近の動向/ 第2章 半導体は現代文明のエンジン/ 第3章 一国の盛衰は半導体にあり/ 第4章 半導体の驚異的な進化/ 第5章 日本半導体の盛衰/ 第6章 日本半導体復権への道/ 第7章 わが人生のシリコン・サイクル

【著者紹介】
牧本次生 : 1937年鹿児島県生まれ。東京大学工学部卒業、スタンフォード大学電気工学科修士、東京大学工学博士。日立製作所に入社し、半導体事業部長、専務取締役などを務めたのち、ソニー執行役員専務、半導体産業人協会理事長などを歴任。半導体産業における標準化とカスタム化のサイクル現象は「牧本ウェーブ」と名づけられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • とくけんちょ

    何かにつけて言われる半導体不足。米中の争いや日本の半導体業界を弱体化した日米半導体協定。浅い知識同士を結び付けたくて本書を手に取った。筆者は半導体業界の父なんだろう。途中途中で、筆者の俺が俺が的な話には若干、辟易するものの、まぁ大きな気持ちで受け入れれば、本書の展開はスムーズ、かつ、筆者の半導体への愛が伝わる。確かにスマホで日本企業は完敗してるし。基幹産業の隆盛には、国が立ち上がらなければ競争には勝てない。これほど、先を見通す力の必要な産業だったとは、勉強になった。

  • koji

    半導体王国と言われた栄光は30数年前、今日本は、台湾、韓国、中国の遥か後塵をはいしています。私は昨年「電子立国」を読み返し、黎明期から絶頂期の日本を辿りましたが、本書は絶頂期から坂を転げ落ちる日本を克明に描いています。なぜ日本は転げ落ちたか。@デジタル革命の広がりに対応しきれなかったこと(良くも悪くも重電企業の一部門で革新性に欠けること)、A日米半導体協定による米国の国家あげての反撃を理由にあげ、その打開策を日本国内で需要を作ることとしています。その産業はロボティクス。ベースの理解は得ました。更に深めます

  • Sumiyuki

    日米半導体協定の終結に尽力した著者は、没落の背景に他の理由を述べる。デジタル化により産業構造が垂直型から水平型に転換したため、日本の総合電機メーカーの国際競争力が低下した。また内向き志向かつ英語が不得意な日本は、グローバルな水平分業についていけなかった。さらに、変化の激しいデジタル革命に意思決定の遅さも致命的だった。復権のために、ロボティクス向けの開発を官民で取り組むべき、と主張。テスラではなくアップルカーがゲームチェンジャーだと思う理由がよくわからない。

  • confusion_regret_temptation

    著者の自負が現れすぎているきらいはあるが、半導体の歴史から分かりやすく記されていた。復権、と言うからには隆盛と衰退があるわけだから必要不可欠には違いないが、その隆盛と衰退に割かれた部分が多く、本題の復権についてが書かれているのは6章のみで少し肩透かしな感も。

  • qwer0987

    電子機器の川上産業にいる人間として色々参考になった。日本の半導体が衰退していく様はリアルタイムで見てきたが、言葉にして解説し、まとめてくれるので勉強になる。わかりやすくて手際がよい。著者は半導体産業を現代文明のエンジンと語り、完全敗北に向かいつつある日本半導体の進むべき道を示している。具体的にはロボティックス産業への注力だが、それはだいぶ前から注力してるわけで、どれだけ世界より先んじるかが問題であり、だからこそ政府の後押しが必要と示唆する。今後どうなるかわからないが、期待して未来を待ちたいところだ。

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