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幻想と怪奇 14 ロンドン怪奇小説傑作選

牧原勝志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775321171
ISBN 10 : 477532117X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 翠埜もぐら

    短編集は読み易くて良き。H・G・ウェルズの「白い塀の緑の扉」は怪奇小説と言うよりもSFチックで、ウェルズだなぁと思ってしまいました。ロバート・エイクマンの「哀れなる友」理解できずに消化不良気味でしたが、珍しく英国国会内の話で、委員会とか陳情とか選挙とか、怪奇が怪奇として現れる場所ではなく、議員として活動しつつも私人としての恐怖が背中にべったりしている感じで、通常怪奇小説の中には出てきにくいジャンルで面白かったです。ただ全体的にどの話も印象が今一つ薄い感じで、まぁ短編だしこんなもんかな。

  • いっこ

    久しぶりの『幻想と怪奇』。ロンドン怪奇小説地図つきで、小説ごとに舞台となる地域の一角の写真が掲載されている。それは楽しみだと読み始めると、不気味な怪奇小説がこれでもかというくらいに続く。自分の部屋で蛾が蠢いたり、喉を切り裂かれたりする夢を見るのではないかと心配しつつ、少しずつ読んだ。H・G・ウェルズ「白い塀の緑の扉」は、そういう怖さとは異なる不思議な世界を堪能できる。

  • timeturner

    【幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選(新紀元社)】ロンドンを舞台にした短編特集というわたしのツボを押しまくりの号。《ロンドン怪奇地図》まで付いていて、これはもう「ロンドン怖いぞ、一度はおいで」と言われているようなものだね。そして良作揃い。ウェルズの「白い塀の緑の扉」は昔、原文で読んだことがあったけど、改めて日本語で読んだら胸をぎゅっとつかまれたように切なくなった。テーマ外の創作「獣の骨」には不気味だけど抗いがたい魅力のある世界が広がっている。

  • 5〇5

    ロンドンを舞台にした怪奇小説特集です。19世紀末から20世紀初めの古きロンドンの市街や広域の風景に風情が感じられますね。幽霊譚に霊力や異界や不条理な話などクラシカルな怪異の数々を楽しみました。また、「怪奇幻想短編の愉しみ」と題して短編作品を深掘りする連載コラムのスタートも嬉しいですね。

  • 竜王五代の人

    魔界都市ロンドン特集号、といっても私、ロンドン塔とか大英博物館とかの観光名所しか知らないので、普通の欧州の大都市のあちこち、以上の雰囲気は掴めなかった。内容はまあまあ。ウェルズの、人生のあちこちて誘い掛ける異界への扉の話が古典ながらベスト。

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