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レオナルド・ダ・ヴィンチ 伝説と実像と 講談社学術文庫

片桐頼継

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065335338
ISBN 10 : 4065335337
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

絵画・彫刻・建築・土木・軍事…多岐にわたる構想のほとんどは未完に終わった。驚異的な着想は実は独創ではなかった。だが、「万能の天才」伝説の向こうには、ルネサンスという時代を突き抜けようと苦闘した、類まれなる表現者の姿が確かにある!名作の細部や素描などを精緻に分析し、夢想家レオナルドの実像を描き出す、スリリングな美術史探究。

目次 : 序章 神格化されたレオナルド/ 第1章 フレスコ画を描かない画家/ 第2章 新天地ミラノでの活動/ 第3章 宮廷芸術家の立場と活動/ 第4章 最後の晩餐/ 第5章 夢想家レオナルド

【著者紹介】
片桐頼継 : 1957‐2006年。岐阜市生まれ。武蔵野美術短期大学美術科卒業。学習院大学大学院美学美術史専攻博士後期課程を満期退学(その間にローマ大学留学)。実践女子大学文学部美学美術史科教授。専門はイタリア・ルネサンス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 馬咲

    自身の性分と時代の風潮の兼ね合いに苦労しながら探究に生きた、地に足のついたレオナルド像を提示している。独立した職業としては定義が曖昧だったルネサンスの芸術家達は、まず職人・技師として依頼者の需要に応えるという意味での堅実さが求められた。ところが関心の対象が四方八方へと向かい、求められた仕事を飛び越えて自分のアイデアに執心し、度々仕事を遅らせたり未完で終わらせたりしたため、彼の世間からの評価は当初伸び悩んでいたようだ。最初に名を上げたきっかけも、画家ではなく舞台演出家としての仕事だったというのは意外だった。

  • スプリント

    フレスコ画を描かない画家だった。 完成した作品は少なかった。 類まれなる表現者にして発明家レオナルド・ダ・ヴィンチの実像に迫る内容になっています。

  • Fumoh

    サブタイトルにある「伝説と実像と」という言葉の通り、レオナルドの「万能の超人伝説」を紐解き、一人のルネサンス人としての彼を描き出す試みです。そしてそれはとても面白かった。細かい絵画の分析などはなかなか読み解けませんでしたが、彼の活動した記録を丁寧に追っていく本作の記述には感嘆いたしました。画家レオナルドは、単なる「最後の晩餐」を描いた画家としてしか、19世紀まで評価されていなかったというのは興味深い。近代になって彼の手稿が多数発見され、その科学的先見性が評価されて、「万能超人伝説」が生み出された、という

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