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ブルデュー社会学で読み解く現代文化

片岡栄美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784771038813
ISBN 10 : 4771038813
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

その登場以来、数多くの論争を巻き起こしてきたブルデュー社会学は、現代のいっそう複雑化した文化現象にも適用できるのか。音楽、食、若者文化、ソーシャルメディアを対象とし、文化的オムニボア(雑食)の増大や趣味・嗜好の多様化、さらには文化的な不平等や卓越化の変容などを視野に入れながら、ブルデュー文化社会学の現代的意義を提示する。

目次 : 第1章 ブルデュー文化社会学への招待/ 第2章 文化的オムニボア(文化的雑食)とは何か/ 第3章 文化資本の揺らぎと境界感覚の測定―CDショップの利用調査をもとに/ 第4章 大学生における「趣味の良さ」と階層意識、ハビトゥスの関係/ 第5章 食の実践・卓越化・正統性―グルメからフーディーへ/ 第6章 食の好みと社会階層/ 第7章 ソーシャルメディアにおける文化実践と社会空間

【著者紹介】
片岡栄美 : 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得中途退学、博士(社会学)。現在、駒澤大学文学部教授

村井重樹 : 慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(社会学)。現在、島根県立大学地域政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ラウリスタ〜

    第二章「文化的オムニボア(雑食)とは何か」が秀逸。ブルデューの分析は1960年代のフランスには合致したのだろうが、現代の日本には合わないよね、という疑問に完璧に答える。ブルデューを勉強する上では、その後の批判(ピーターソン)を含めて扱った方が、現代社会への応用力があることがよくわかった。現代のエリートは文化的に寛容であることを示すが、それはエリートが排他的でなく開放的になったのか、それとも彼らが正統趣味を通じて獲得した美的基準を大衆芸術にも応用し、その内部の違いを解することを標榜する新たな卓越化の手段か。

  • かれーらいす

    大学生の趣味の良さと階層意識という意味不明でくだらない章が全体の厚みを加えていたし、ソーシャルメディアにおける文化実践と社会空間のサイケデリックな拗れに読み応えを感じ唸った

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