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レヴィナス

熊野純彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006003647
ISBN 10 : 4006003641
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦争と虐殺の世紀を生き延び、さまざまな「無用の苦しみ」を問うことから生じたレヴィナスの哲学。そのテクストに刻み込まれた「時間」「所有」「存在」「他者」とは何を意味するのか。倫理学の第一人者である著者が、難解といわれる二つの主著『全体性と無限』『存在するとはべつのしかたで』のテクストを緻密に読み解く。現代を生き抜く強靭な思考を浮かび上がらせる名著。

目次 : 第1部 所有することのかなたへ―レヴィナスにおける“倫理”をめぐって(問題の設定―“身”のおきどころのなさの感覚から/ 自然の贈与―始原的な世界を“口”であじわうこと/ 所有と労働―世界に対して“手”で働きかけること/ 裸形の他者―“肌”の傷つきやすさと脆さについて/ 歴史の断絶―声ではない声に“耳”を澄ませること)/ 第2部 移ろいゆくものへの視線―レヴィナスにおける“時間”をめぐって(はじめに―移ろいゆくものへ/ 物語の時間/断絶する時間/ 時間と存在/感受性の次元/ 主体の綻び/反転する時間/ おわりに―“ある”への回帰)

【著者紹介】
熊野純彦 : 1958年神奈川県生まれ。東京大学文学部卒、現在、東京大学文学部教授。倫理学・哲学史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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