Product Details
ISBN 10 : 4788517841
Content Description
共通の認識や感情はいかにして集団の中から創出され、政治的な効力を発揮するのか―政治コミュニケーション研究の核心を成す問いに、我々はどう挑めばよいのだろうか。シンボル論という哲学的遺産にあらためて光をあて、応用することで、この難題に解決の端緒を開く。政治コミュニケーション研究を基礎付け直し、新たな展開へと導く新風の書。
目次 : 第1章 シンボル化の政治学序説/ 第2章 メディア・フレームとメディアの権力/ 第3章 川辺川ダム問題と境界線/ 第4章 ニュース生産過程におけるシンボル化/ 第5章 水俣病事件と『苦海浄土』のシンボリズム/ 第6章 シンボルとしての原子力/ 終章 集合的シンボル化の探究―権力の近代性/シンボル化の集合的次元
【著者紹介】
烏谷昌幸 : 1974年生まれ。愛媛県新居浜市出身。慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。慶應義塾大学法学研究科博士課程を単位取得退学後、武蔵野大学現代社会学部/政治経済学部准教授などを経て、現在は慶應義塾大学法学部政治学科教授。メディア・コミュニケーション研究所の所員でもある。専門は政治コミュニケーション研究、メディア社会学、ジャーナリズム論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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